【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ11)

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慣れないが故【怪盗警察/X】ページ11

『うぅ…気持ち悪い…』

普段は行かない会社の飲み会に珍しく参加してみた。後、慣れないお酒度数は少ないけど2、3杯呑んでみた。

飲み会も終わってフラフラ状態の私を見た同僚に送っていこうか?とか言われたけど、断った。家まで後半分程、タクシーも拾えなかったし今更ながら後悔する。

『くふぁ…眠い……ったぁ!もうどこ見て…ノエルさん…』

ノ「oh～ rara…!偶然だね、Aちゃんフラフラしてるけど大丈夫かい?」

『あはは…飲みすぎちゃってぇ～、えへへ』

ノ「慣れないことはあんまりするもんじゃないよ?家まで送って行こうか?」

『そんな悪いれすよ～…それではノエルさんも気を付けて』

呂律が上手く回らない口でフラフラな足取りでノエルさんに別れを告げようとすると首と膝裏に腕を回され所謂お姫様抱っこをされた

ノ「そんな状態で言われても危険すぎて目が離せないからね」

『うっ…今回だけ』

ノ「うん、今回と言わずに甘えていいんだよ。ほら、もっと僕にくっついて」

遠慮がちにノエルさんから少し離れていると危ないからと抱き寄せられる。これは…やばい、酔っていてもノエルさんの鼓動と息遣いがとても近くで感じてドキドキする。ドキドキし過ぎて酔いが覚めてしまいそうだ

ノ「飲み会は楽しかったかい?」

『えぇ…まぁ。終わった後に同僚に送っていこうかとは言われたんれすけど、ノエルさんに迷惑掛けてしまうなら送ってもらえば良かったれすね…』

ノ「…迷惑だなんて思ってないさ。寧ろ君にこうして会えたんだから僕は嬉しいよ?」

『あはは…なんですか、それ』

ノ「ん～?口説いてるつもりなんだけどなぁ」

そう言って私の額に口付け落としくれるノエルさん。これって期待してもいいのかな…