【MHA】ホストクラブHEROへようこそ! (ページ3)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,835 hit

＊指名Ⅲ＊瀬呂範太ページ3

「「いらっしゃいませ‼お姫様‼」」

慣れないせいかビクッとしてしまう…
背の高い男性に指名されますか?と聞かれた

『えっ、と…出久を…』

「すみません、姫。只今、出久は指名が入って居りまして…」

『そうですか…』

「はい。今、空いてる者ですと、「あれ?もしかしてA?」あ、範太さん!」

申し訳なさそうに言うスタッフに近くを通った後ろ髪を結んでるホストが声を掛けてきた。範太さん…?って言ってたけど…もしかして…?なんて考えているとスタッフと範太…さんが話し合いをしていて話し終えると近付いて来て俺でもいい?って言われたので頷いた

瀬「いやぁ～、びっくりしたわ。高校振りだよな？」

『ん、うん?そうだね?』

瀬「…その反応……忘れたとかじゃ…ねぇよな?」

ジトッとした目で見てくるので慌てて首を振ると図星だろ！って笑われた。だから、耳元で瀬呂でしょ?って言えば覚えてんじゃん！って頭を撫でられる

瀬「いやぁ～、本当忘れられたかと思ったわ」

『あはは…ここってみんな下の名前が源氏名なの?』

瀬「あー…そうかもしんねぇな。あんま考えたことなかったけどよ。…おっ、そういや飲み物がまだだったよな?何でカンパイする?」

飲み物を見せてもらったが飲みたいものがなかったので、瀬呂のオススメのお酒を頼む事にした

『瀬「ストーップ。苗字呼びここじゃ禁止だぜ?姫様?」ごめん。…んーっと、範太のオススメでいいよ』

瀬「りょーかい。いつもの持ってきてくれるか？」

「只今、お持ちいたします」

ホールのスタッフを呼び、お酒を頼んでくれる瀬呂。いや、しかしすごいなぁ…いつものって言ってわかるんだなぁ。

瀬「すぐ来ると思うから少し待っててくれな?」

『うん。いつものって言ってわかるんだね?』

瀬「結構働いてる歴が長ェからじゃねぇかな?ここのホスト全員のオススメの酒全部覚えてるみたいだぜ?」

『へぇ～…すごいね』

「範太さん、いつもの持ってきました」

瀬「おう、サンキュー。んじゃ。カンパーイ!」

瀬呂からお酒を受け取り乾杯をする

『美味しい…!これなんていうお酒?』

瀬「そこまで酒の名前は詳しくねぇけど…これはフレシータ・ストロベリースパークリング。フルーツスパークリングワインだな。果肉も入ってて美味ぇだろ?」

『そうだね、いちごの果肉入ってるし口いっぱいにいちごの風味が広がる感じ…』

瀬「美味そうに呑んでくれると嬉しくなるわ」

美味そうにお酒を呑む私を見て微笑む瀬呂。