【MHA】ホストクラブHEROへようこそ! (ページ1)

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＊指名I＊緑谷出久ページ1

彼氏に浮気され別れた日…
勢いに任せていつもの居酒屋でやけ酒をしていた。父の友人の店長のおっちゃんに愚痴ったりして。

「そりゃあ、災難だったねぇ。もうすぐ店閉店するけど帰れるかい?あれだったらおっちゃんが送ってやるぜ?」

『本当そうなんですよぉ!あっんのクソ男‼……あ、もうそんな時間?大丈夫～大丈夫～帰れますよぉ』

「ははっ!そうか!Aちゃんもまだ若ぇんだからこれからだな!頑張れよ！」

会計を済ませて居酒屋を出る。
次はどこで呑もう、なんて考えているとどうやら見たことあるような緑色のモジャモジャ髪の男が客寄せしてるのが見えた。

『…もしかして…出久?』

緑「おわっ⁈あっ、Aちゃん…?」

『うん。…ねぇ、出久ぅ～…今、暇なら私の愚痴聞いてよぉ!』

緑「えっあっ…まだ僕仕事中なんだけど…うーん…?良かったら僕の働いてるお店に入っていく…?」

出久に言われて、お酒呑める?と聞けば苦笑いで呑めるよ、と言われてへらりと笑って一緒に店に入ると……

「「「いらっしゃいませ～‼お姫様‼」」」

『えっ…ええええぇぇぇ⁈』

私が驚くのも無理もない…だってそこには高校時代のクラスメイト達がほ、ホストとして働いていたのだから。

驚き過ぎてせっかくいい感じになってた酔いが冷めてしまった

緑「あはは…お客様I名入りますっ。さぁ、お姫様お手をどうぞ」

『…えっ……ん』

固まってる私を見て出久が苦笑いをしながらもすぐ微笑んで手を差し出してきたので渋々その手に自分の手を重ねた

緑「初めてだよね?…じゃあ、カウンターの方がいいかも。ゆっくりするならね?そうだ、誰か指名する?No.1はかっちゃんと轟くんなんだけど…後マダムに人気なのはオールマイトとか相澤先生…かな」

『そうなんだ…え、えっと…じゃあ出久がいいな…?』

緑「ぼ、ぼぼぼぼぼっ僕でいいの⁈…あっ、や、嫌じゃないよ…!本当に僕でいいのかな、なんて…」

『ん、出久でいいの』

緑「っ!…あ、ありがとう!Aちゃん、何飲む?おすすめはこr『アルフレッド・グラシアン』わ、わかった…!」

おすすめを言われる前にずっと飲んでみたかったシャンパンを頼み、受け取りつつ、辺りを見渡すとやっぱオシャレな女性ばっかりだ。ため息を吐いてみれば、隣に座っていた出久が話聞くよ？と言ってきてシャンパンを味わいつつ話した