愛し子が21人 ページ5
敦side
すると男は大笑いをした。
??「ぷっ…………はっはっは！餓死寸前の少年が茶漬けを所望か！
良いよ、国木田君に30杯ぐらい奢らせよう。」
国木田(？)「人の金で勝手に太っ腹になるな太宰！」
敦「太宰……？」
太宰(？)「あぁ、私の名だよ。」
太「太宰……太宰治だ。」
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がつがつ！
僕は久しぶりに食事にありつけたことで半狂乱でご飯を貪っている。
国「おい太宰、早く仕事に戻るぞ。
仕事中に『良い川だね』とか云いながら川に飛び込む奴がいるか。
おかげで見ろ、予定が大幅に遅れてしまった。」
太「国木田君は予定表が好きだねぇ。」
すると国木田さんは机を叩き太宰さんに抗議した。
国「これは予定表ではない!!理想だ!!
我が人生の道標だ、そしてこれには『仕事の相方がｼﾞｻﾂ嗜癖』とは書いていない！」
逆に書いていたら怖いと僕は思った。
敦「ぬんむいえおむんぐむぐ？」
国「五月蝿い、出費計画の頁にも『俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う』とは書いていない。」
それも書いてあったら怖い。
敦「んぐむぬ？」
国「だから仕事だ!!
俺と太宰は軍警察の依頼で猛獣退治を……」ﾀﾞﾝｯ!
太「君たちなんで会話できてるの？」
……??僕には云ってる意味がわからなかった。
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敦「はー、食ったァ!
もう茶漬けは十年見たくない…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
久しぶりにお腹いっぱい食べられて僕は幸せだ。
国「お前……！」ｲﾗｧ
そういえば、お礼を忘れていた。
敦「いや、ほんっとーに助かりました！
孤児院を追い出され横浜に出てきてから食べるものも寝るところもなく……あわやﾍｲｼかと…」
本当に助かった。このまま凜ちゃんにもこの人達にも会わなかったら今頃どうなっていたか……
すると太宰さんが話しかけてきた。
太「ふぅん…君、施設の出かい？」
敦「出、というか……追い出されたのです。経営不振だとかで事業縮小だとかで…」
多分僕は孤児院にとっていらなかったから追い出されたんだろう…
太「それは、薄情な施設もあったものだね。」
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キリ悪いけど次です
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リンリィ(プロフ) - なにかの手違いで似てるやつが2つ作られちゃってます！混乱するとは思いますが何卒ご容赦をください。 (2020年2月9日 3時) (
レス) id: 0c4102bb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリィ | 作成日時：2020年2月9日 3時
