愛し子が44人 ページ28
凜side
その少女の正体は、昔の紅葉姐さんだった。
私は組織にいる人の全員の過去の経歴を覚えている。
特に紅葉姐さんのは驚いた。
一度ポートマフィアから抜けようとしていたのだから…。
泉「でも……そうだとしても……一度夢を頭から消すことは…」
紅「戻れ鏡花。判っておる筈じゃ。」
泉「嫌……戻りたくない…それでも私は……」
紅「そなたは目的の為に凡百サツリクを正当化する。その本性は変えられぬ。でなくばそのように夜叉を武器として使える筈がない。
何故なら夜叉は…………
そなたの両親をザンサツしたのじゃから。」
敦/泉「「!!」」
凜「……」
敦「そんな……どうして……誰一人コロしてないって…」
その言葉に明らかに鏡花さんは動揺していた。
泉「違うの……これは…」
その時、鏡花さんは携帯を誤って落として壊してしまった。
そのせいで夜叉白雪は消えてしまった。
すると黒塗りの車が数台止まった。
紅「わっちがそなたらを守って遣ろう。もう居場所を求めて刃を振りかざす必要は無い。
あとは任せたぞ。」
私と紅葉姐さんと鏡花さんは車に乗り込もうとした……が、次の瞬間
賢「頭下げてくださーい!」
頭上から一台の車が飛んできた。
私は皆の頭上にバリアを張ってしのいだ。
賢「おー、飛んだ飛んだ♪」
国「大丈夫か、敦」
すると探偵社の人達が来た。
紅「鏡花にこれ以上毒の光を見せるな!」
国「組織同士の全面戦争と云う訳か、この忙しい時に…」
もう衝突寸前という時に呑気な声が聞こえた。
「ワァ、タイミング最高!衝突一秒前って感じだ。あと少し遅く来れば楽できたのに…君やる?」
ジョン・スタインベック−−−−−−能力名『怒りの葡萄』
「構わないが……大勢からの注目が……痒い。」
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト−−−−−能力名『旧支配者』
そこには組合の団員がいた。
すると上から何かが降ってきた。
凜「……ッッ!?」
その瞬間私は最悪の事態を免れるために全員の周りにバリアを張った。
降ってきたのは四人の男女だった。
紅「いかん!撃て!」
−−−−−−−−−−−−−−
その後、組合の団員が立ち退くとそこには全員がザンサツされている光景が広がっていた。
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リンリィ(プロフ) - なにかの手違いで似てるやつが2つ作られちゃってます!混乱するとは思いますが何卒ご容赦をください。 (2020年2月9日 3時) (レス) id: 0c4102bb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンリィ | 作成日時:2020年2月9日 3時