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あれから、彼女は返信もキチンとしてくれてるし電話も無くなった。全てが上手くいく。私とAさんだけの世界。
なんてことは無かった。
この日、総統からの指令で外に出る用事があったのだが、丁度Aさんも外に出ていると幹部から聞いた。
しかし、ついさっき来たメッセージには
「今、自分の部屋で作業してる。」
と連絡が来たのだ。
幹部と彼女のどちらを信用するかと言われれば100%Aさんなのだが、以前の一件があった以上、お互いの為に真偽を確認せねばなるまい。
大丈夫、彼女は居るはずがない。
そう信じた最中、街の商店街でやけに見覚えのある後ろ姿を見つける。
私は自分の目を擦り頰を引っ張るが、その背中はずっと前から好きだった見間違えるはずのない彼女のもの。
しかし、私が苛立ちを覚えたのは約束を破った事ではなくて隣にいた男性だった。
彼女はその男と腕を組んでいた。
城の中で何回か見たことのある横顔だ。
だが、恐らく軍の中でも下っ端の方の人間だろう。
彼女が嘘をついたことなど今の私にはどうでもよくて。
『なんで…あんな俺よりも下の人間に…。』
『俺の方が幹部で身分も何もかもが高いやん…。』
俺よりも遥かに格下の人間と寄り添っている彼女。
許せなかった。自分よりもあの屑を選んでいることに腹を立てた私は徹底的にあの男を潰してやろうと思った。
私にはゾムさんのような戦闘能力は無い。だから頭脳で潰そうと考えた。
興味程度で読んでいた心理学の本がこんな所で役に立つとは思わなかった。
あの男を本で読んだ話術で洗脳し、充分にイカれさせてからあらゆる悪行に手を染めさせてそれを告発。
男を軍から追い出すのにそう時間は掛からなかった。
これで邪魔な物は1つ排除することが出来た。
では、邪魔じゃ無いものとは何だろうか。
私にとって必要なものはAさんだけ。邪魔なものは存在価値も無いだろう。
だが、邪魔なものをすぐに全て排除する事は難しいだろう。ならば、一日一歩。少しずつ2人だけの世界を紡いでいこうか。
『世界に2人でええわ。』
そうして、私は今日も邪魔なものを消していく。
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よもぎもち(プロフ) - シークさん» その通りです!!!きづいてもらえた!!嬉しい!! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 36d07d0b38 (このIDを非表示/違反報告)
シーク - zmさんの捉え方2パターンってストーカーか、記憶喪失っていうことですかね? (2019年9月28日 23時) (レス) id: 10760f4896 (このIDを非表示/違反報告)
麻技 - ヤンデレ多い、、、。だ、ダイジョウブ? (2019年8月25日 8時) (レス) id: d97b7204fc (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - 実況さん» 分かりましたー!!出来るだけご期待に添えるように頑張ります!! (2019年5月7日 0時) (レス) id: 36d07d0b38 (このIDを非表示/違反報告)
実況 - ちょっと大人のお話しでお願いします!
ゾムでお願いします☆ (2019年5月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎもち。 | 作成日時:2019年4月2日 22時