97.打ち明ける本音 ページ49
ASide
瑠姫くんと手を繋いだままハピメリの練習室へ向かう。
いきなり、飛び出してしまったから
入った時みんながどんな顔してるか、少し怖かった。
「....」
瑠姫「....」
練習室の前に来て、足取りがピタ、と止まる。
瑠姫くんと繋いだ手に、ぎゅ...と力がここもった。
俺が何を考えているのか、瑠姫くんに伝わったようで。
瑠姫「大丈夫だよ」
そう言いながら、優しく笑いかけてくれた。
「...うん....」
ガチャッ
ドアを開けた瞬間、みんながダンスをやめて一斉にこっちを振り向く。
磨田「！！！」
男澤「Aくん帰ってきたー！！」
來良「よかった〜〜！おかえり！」
練習室にいるみんな、俺の元へ駆け寄ってきてくれて。
本当に、本当に、安心した。
あったかい声をいっぱいかけてくれて
「ごめん、みんな....」
「....俺、この、チームにいて、迷惑じゃない...？」
「みんなの、足ひっぱって、....」
泣きたくないのに
勝手に、目が潤んでくる。
中本「わー！なに！？どうしたどうした！？」
床波「なんでなんで、！？」
みんなが集まって、頭をさすったり、背中をぽんぽんしてくれる。
それが、逆に
涙が、出るのを加速させて
「うーっ....」
男澤「あぁ〜〜、泣かないでよお、大丈夫大丈夫」
浦野「とりあえず、話、聞こ！！一旦、練習中止！！」
-
みんなで、円になって座る。
俺は、ポツポツとこれまでの心情を全て、みんなに話した。
「...誰にも、必要とされてないんじゃないかって、....」
「受け入れてくれたハピメリのみんなに、迷惑かけたく、なかっ、た」
ところどころ言葉に詰まる時は
瑠姫「....」
瑠姫くんがずっと、背中をさすってくれた。
「それしか考えられなくて」
「フリ覚えなきゃ、ちゃんとやらなきゃって」
「自分の体の限界とか、キャパを全然考えて、なかった」
「ご、めん....」
俺が、喋り終わるまで
みんなは、静かに
でも時々頷きながら
真剣に、聞いてくれた。
.
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dog1111(プロフ) - 更新お疲れ様です！楽しみにしてました！更新されて嬉しいです！ストーリー最高です！ (2月6日 17時) (
レス) id: 3bd63ab659 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - かんなさん» かんなさん、今も、そして昔もコメントありがとうございます。本当に本当にお待たせしてしまいすみません、そして待って頂いて本当にありがとうございます。みなさんのおかげで書くことができています😭💞 (2月6日 10時) (レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - お久しぶりです！更新めちゃくちゃ嬉しいです！！3年間待ってました！！ありがとうございます！ (2月6日 2時) (レス) @page50 id: da3754de1c (このIDを非表示/違反報告)
dog1111(プロフ) - はぐきぐきぐきさん» 励みになったなら幸いです！ 気長に待ってます！！ (2月5日 10時) (レス) id: 3bd63ab659 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - dog1111さん» コメントのおかげで俄然書く気力が湧いて来ましたので、気長に待っていただけると嬉しいです...☺️ (2月4日 23時) (レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2020年1月26日 20時
