32 ページ32
.
「あっつー...」
手をパタパタ仰ぎながら町をぶらぶらする。
...特にすることがないから。
私のバイトは週3日で、金土日の朝から晩までだ。
正直それ以上入れても良かったんだけど、麻子たちとも遊びたいから週3日で抑えた。
で、月曜の今日朝から家でダラダラしてたらお母さんに「掃除の邪魔！！」と家を追い出されてしまった。
「くっそー、麻子この時間起きてねぇよなぁ絶対...」
連絡しようか、とスマホと睨めっこする。
その時
？「お！A！久しぶり〜」
聞き覚えのある声がすぐ前から聞こえてこた。
「....拓実」
案の定、顔を上げるとすぐ目の前に見慣れたピンクの髪の毛が目に飛び込んできた。
「この時間帯浅賀高校は補習なんじゃないの？」
この間港人から聞いたから、夏休み中の浅賀高校の予定は大体知っている。
川西「ぎくっ」
「あ、ぎくってした」
川西「いや、今純喜たちと夕凪高校の奴らが喧嘩してるって聞いたから加勢に行こうと思ってさ！」
...あ、話逸らしたな。
「夕凪高校って....まさか本田さんとじゃないよね？」
本田さんに挑む度胸があるやつが浅賀高校にいるとは思えないけど....
川西「いや、さすがに番長とはやんないっしょ笑
一年同士でやりあってるっぽい。
夕凪高校内ではあんま争いないんだろ？」
「うん。本田さんが圧倒的に強いから。」
やんちゃな男は多いけど女子よりは比較的学校内での争いは少ない。
川西「...はっ、いや、本当に...
本田さん本田さんって、
ほんと好きだよなー、お前」
呆れたように拓実が笑う。
「....えっ」
川西「.....え、無自覚？
....妬けるわー、ほんま....」
「え？なんて？」
川西「なんでもありませーん。
じゃ、俺行かなあかんから」
「...怪我しないようにね」
川西「おー」
...ん？ちょっと待って？
拓実と、純喜って子が浅賀高校からいなくなるんだよね？
そんで、純喜“たち”って言ってたからもっと浅賀高校の子はいるはず....
それって....
「ちょ、ちょっと待って！」
私は急いで拓実の腕を引っ張って引き留めた。
川西「うん？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 493人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みなけい(プロフ) - はぐきぐきぐきさん» はい！まってます！(o^^o) (2020年3月14日 2時) (
レス) id: ccf4f15272 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - りんりんさん» りんりんさん、コメントありがとうございます。1番好きだなんて...！嬉しすぎます（ ; ; ）木全が出てくる話は考えるのもとっても楽しいです。これからも頑張ります！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - だっちぃさん» だっちぃさん、コメントありがとうございます。いつも読んでいただいている皆様のおかげでがんばれています。ありがたいです。これからも精進してまいります！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - みなけいさん» みなけいさん、コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです！ありがとうございます(*^o^*)らいらはまだ名前しか出ていないので、後々登場させるつもりです。楽しみにしていてください〜 (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - まなさん» まなさん、コメントありがとうございます。兄貴がなかなか出せずじまいで申し訳ないです...！師匠と弟子という関係なので、これからもたくさん絡みはありますので楽しみに待っていただければ嬉しいです(*^^*) (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2020年1月11日 17時
