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「...連絡先...
あ、交換してないんだった.....」
スマホでLINEを開けて気づいた。
私たち、「相棒だ」なんて言い合ってたのに連絡先すら交換してなかったんだ。
連絡の手段もなく膝を抱えた時、
路地裏に大漁に転がっている男たちを見つけた。
そこで
見慣れた着崩し方をした制服が、ちらりと見えた。
...まさか。
「....港人！！！」
駆け寄ってみるとそれは、やっぱり
港人「...うっ....」
ボロボロになった港人だった。
「港人、すごい怪我....！！」
当たり前だ。
この人数を一人で相手したんだから。
なんで、あんなに安心してたんだろう。
「港人なら大丈夫」って。
港人「....A....。
俺、一人でもなんとかやったわ...はは...」
力なく港人が微笑む。
「...でも、こんな、怪我して...」
港人の肩を抱いて起こす。
港人「...大丈夫だって。こんなんいつものことだし。慣れた。
てか、かっこつけさせろって。これでも身を挺して守ったつもりなんやし」
喋る港人の口の端から血が滴る。
「...ありがとう...」
その血を、親指でそっと拭った時
ガシッ
港人「なぁ」
港人に、腕を、掴まれた。
「な、なに」
掴む力が思ったより強くてたじろぐ。
港人「......どうしたら、お前に好きになってもらえんの」
「...えっ」
今、なん、て？
喧嘩した後で意識がおぼつかないのか、
うつろげな目で港人こちらをじっと見つめてくる。
なんでか
目をそらせない。
なんだ、この状況は。
意識が朦朧として思ってもないこと言ってるの？
「み、港人、ちょっと離し....」
掴む力が強くて思うように抵抗できない。
顔がだんだん熱くなる。
その瞬間
腕を思いっきり引かれ、気づけば港人の腕の中にいた。
「ちょ、ちょっと、なにすんの...！」
がっちりホールドされて、動けない。
ボロボロの港人の服からは、少しだけ血の匂いがした。
その時
ふっと抑える力が弱くなった。
「...？」
港人の顔を見上げる。
港人は、
私を抱きしめたまま気絶していた。
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みなけい(プロフ) - はぐきぐきぐきさん» はい！まってます！(o^^o) (2020年3月14日 2時) (
レス) id: ccf4f15272 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - りんりんさん» りんりんさん、コメントありがとうございます。1番好きだなんて...！嬉しすぎます（ ; ; ）木全が出てくる話は考えるのもとっても楽しいです。これからも頑張ります！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - だっちぃさん» だっちぃさん、コメントありがとうございます。いつも読んでいただいている皆様のおかげでがんばれています。ありがたいです。これからも精進してまいります！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - みなけいさん» みなけいさん、コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです！ありがとうございます(*^o^*)らいらはまだ名前しか出ていないので、後々登場させるつもりです。楽しみにしていてください〜 (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - まなさん» まなさん、コメントありがとうございます。兄貴がなかなか出せずじまいで申し訳ないです...！師匠と弟子という関係なので、これからもたくさん絡みはありますので楽しみに待っていただければ嬉しいです(*^^*) (2020年3月13日 23時) (レス) id: ae6dcd2b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2020年1月11日 17時
