その瞬間は来た

5.災い転じて福となす？ ページ5

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俺は、今超絶困っている。

なぜかって？

それでは1時間前に時を戻そう。

〜1時間前〜

YG「ここは、こう！そんで〜ここは、足をこうして一気に回る！」

「おぉ〜！できた！」

YG「うんうん！さすが俺のA〜！！吸収がはやいなぁ〜」

そう言いながら優心くんに頭をわしゃわしゃされる。


「へへへ」

YG「じゃあ一区切りできたからちょっと休憩入れよっか！」

「うん！俺トイレ行ってくる」

YG「了解〜」


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「....」

だ、誰だ、あのおっきい人....

トイレから帰ってくると、優心くんはあのでっかい人と一緒に練習していた。

しかも、すっごく仲が良さそうに。


大川、澪哉....？

じーっと優心くんたちの方を見てたら、二人ともと目があった。


YG「Aー！こっちに来て一緒に練習しよ！」


あ〜優心くんかわいい〜


じゃなくて！！！


いっておくが、俺は、超、超、超人見知りなのだ。

大川さんとやらはニコニコしながらこっち見てるから絶対優しい人なんだろうけど...

やっぱ無理！恥ずかしい！


「あ、俺ちょっとこっちで自主練やってるね！」


YG「わかった！」


そう言って、俺は優心君たちから逃げた。

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....となって、今に至るわけである。


ダンスで分かりにくいとこにぶつかっちゃったし、やっぱ一人は寂しい。(わがまま言うな！！俺！！)


どうしよう....ってなってたその時

？「どーしたちびっこ！一人で百面相して〜」

がしっと誰かに肩を組まれた。

びっくりして振り返るとそこには


「ほ、本田さん....！」


俺の、憧れの人がそこにいた。

憧れの人と、こんなにすぐ話せるなんて.....


HN「え、俺のこと覚えててくれてんの？嬉しいな〜、ってか同じ名字じゃん！

わかりづらいし、Aくんって呼んでもいい？」


顔が近い！！し、いきなり名前呼び！？


「あ、えと、ぅぁ....」

俺の思考回路はショート寸前で(セー◯ームーンかっ)

顔が真っ赤になったまま動きが止まってしまった。


HN「....え、もしかして照れてる....？

Aくん、可愛すぎだろ〜

あ〜もうかわいいなぁ」

そう言うと本田さんは俺をぎゅーってして頭をスリスリしてきた。





神様、ありがとう......

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