その瞬間は来た

16.再評価 ページ17

(※再評価の動画撮影のシーンは省略させていただきます)

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再評価の動画撮影が終わり、今日は自分の再評価のランクがわかる日。


名前を呼ばれ紙を取りに行き、みんなで一斉に紙を見る。



俺のランクは_________








________Bだった。


はぁ....

思わずため息がもれる。

下がってはない。

けど、上がってもいない。


現状維持か......


隣の優心くんにこそっと話しかける。


「ねぇねぇ、どうだった？」


優心くんはすごい頑張ってたし、もしかしたらAに上がってるのかも....


そう思いながら優心くんを見つめると


YG「....」


ちらっと紙を見せてくれた。



______A、だ。


「おめでとう〜〜〜！！！！」


ぎゅうううと優心くんを抱きしめると、ふへへと笑いながらありがとう〜と言っていた。



可愛い！！！！


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やすぽんたちと少し話したあと、もとの自分のいた場所に戻ってくると


YH「.....」

ヨンフンがすごく暗い顔で体育座りをしていた。


「....ヨンフン....大丈夫....？」

ヨンフンの背中をそっとさする。


するとヨンフンが俺を見上げて


YH「....A〜ぼくおちちゃったよ〜....」


と言って切なそうに笑った。

YH「いちばんとしうえなのに、なさけないよ....」

ヨンフンが俯く。

俺よりもでかい背のヨンフンがこんなに小さく見えるなんて。


「.....」

俺はそっとヨンフンの体を包み込む。

「ヨンフンが人一倍努力してるのみんな知ってるし、きっと誰かが見てるよ。


現に俺は、ずっと側で見てたから。」


ぎゅっと力を込めて言う。


するとヨンフンは


YH「.....ありがとう。ぜったい、いっしょにでびゅーしよう」


と言って笑ってくれた。









______あれから、どれくらい時間が経っただろうか？


今、どうして俺はここにいる？


TM(誠明)「...A、魂抜けてるよ笑」

そう言ってともくんがバシッと俺を叩く。



ポジション評価選曲の時最後まで名前を呼ばれなくて絶望していたところから記憶がない。



そうだ、俺は最後まで名前が呼ばれなかったから好きな曲が選べなくて......




______1組で、タマシイレボリューションを歌うことになったんだ。



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お気に入り100人越えありがとうございます....！

こんなに多くの人に読んでいただけるとは思っていなかったのですっごく嬉しいです！！

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