4.ライバル発見! ページ4
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式とHRが終わり、両親の元へ向かう私たち。
唯「“ひがしごん”、さんね...」
「新入生代表挨拶してたってことは、あの人が首席ってこと!?」
唯「じゃないのかなあ....」
「えーー!?今回は絶対唯に勝ったと思ったのに」
唯「高校の主席勝負は引き分けかな?」
「悔しすぎるよーー、順位開示して欲しい、」
なんて、話している時
「....あっ!!」
見たことある、顔が、見えた。
「東言ー!!」
そう、まさにさっき見た、新入生代表のあいつ。
唯「ちょ、ちょっとA!!」
唯が慌てて私の口を抑えるけどもう遅い。
私の声に気づいた東言は、ゆっくりとこちらを振り返る。
東言(?)「....?」
唯「ご、ごめんなさいいきなり、
ほらAも謝って、」
そう、ぐい、と唯に肘で押される。
その間も、東言はずっと不思議そうな顔をしていて。
「...ご、ごめんなさ、」
そう、口を開いた時
「問ちゃんー」
近くから声が聞こえて
「...?」
振り返るとそこには、
「...東言!?」
全く同じ顔が2人いた。
「えっ?そう、ですけど...誰ですか?」
唯「...同じ顔が2人...」
「そっちもじゃないですか」
同じ顔の2人は隣に並んで話をし始める。
「問ちゃん、知り合い?」
「いや、全然」
その瞬間、この人たちも双子なのだと頭が理解した。
問「なんか、言ちゃんに用があるみたい」
言「そうなの?」
その瞬間、二つの顔がくるっとこっちを向く。
言「何ですか?」
「いや、えっと、....」
用なんてない。
ただ、自分が立つはずだった場所に
新入生代表の場所にいた人を見つけたから
思わず声が出てしまっただけで。
「なんでも、ない、です!!ごめんなさい!」
そう言って私は、方向を変えて、唯の手を取って走り去ってしまった。
唯「あ、ちょっとA!」
唯「す、すみません、ほんとに...!」
-
言「....」
問「...なんだったんだ?」
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はぐきぐきぐき(プロフ) - ぷよーこさん» ぷよーこさん、いつも読んでいただきありがとうございます😖💖ゆっくりではありますが更新していけたらいいなと思います💖応援ほんとに力になります!! (4月17日 22時) (レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - どんどんお話が進んで行って、ワクワクドキドキしながら読んでいます。今後も、ご無理なさらないペースで更新いただけると嬉しいです。 (4月4日 18時) (レス) @page40 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 蚊に刺されさん» 蚊に刺されさん、コメントありがとうございます💖これからも4人の行く末を見守っていてください☺️ (4月3日 20時) (レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
蚊に刺され - 今後の展開気になる〜!!!応援してます (4月2日 10時) (レス) id: 99eb40f4e9 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 野桜いちごさん» 野桜いちごさん、コメントありがとうございます💖応援本当に力になります🥲これからも読んでいただければ幸いです☺️ (3月31日 22時) (レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はぐきぐきぐき | 作成日時:2024年1月28日 21時