双子、今日もお騒がせします。【hgs】

24.そんな1日 ページ24

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スクリーンをじっ...と見つめる。


問が向かった先は、なんと映画館だった。




「.....」





隣の席にいる問をチラ、と盗み見る。





問「....」






問は、真剣に映画を見ていた。








「(...問の考えてること、いまだにわかんないや)」







私は再び、スクリーンに向き直った。







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-映画終了後-








「めっっっっっちゃ面白かった....」


問「やばかったねほんと」


「最後やばくなかった！！！？」


問「ねー！」


「まじで、最後の10分まで展開がわかんないっていうか！！」


問「うんうん」







私が映画の感想を熱弁している間も、問はずっとニコニコしている。







問「これ、Aちゃん絶対好きだと思ったんだよね」



「大当たり、さすが問」









映画館を出ると、陽はすっかり落ちていた。








「わー、真っ暗」

問「ほんとだ〜」






問「ね、サーティワン寄って帰らない？」


「大賛成」


問「ね！きまり」






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この日は、サーティワンに寄って



コーンのアイスを買って



バス停に向かったけどいい時間帯のバスが見つからなくて



結局30分かけて2人で歩いて家まで帰った。








問「ねーねー、Aちゃんのちょっとちょーだい」



「いいよ、はい」



問「ん〜おいし〜

はい、僕のもどうぞ」



「ん、

問のやつもおいしいね」





お互いのアイスを交換して



さっき見た映画の話とか、クイズの話とか。



なんでもない日常の話とか。









問「こんなのもわからないなんて、ナンセーンス」


「ははは、吉川先生そっくり」








何気ない日常の1ページだけど


けど、かけがえのない日常の1ページになった、そんな日だった。








問「Aちゃん」


「んー？」


問「楽しいね〜」


「うん、そうだね」







問のことは、やっぱりよくわかんないけど



ま、いっか。楽しいし







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