103.鍵がかかった心に ページ7
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桜「ちょっと、笑いすぎじゃない！？」
高橋「すみません、白雪先輩からあんな声が出るところ想像つかなくて、」
桜「...ぷ、ははは、私も、あんな声久しぶりに出した」
つられて、私までおかしくなってきた。
高橋「もう一回出してくださいよ」
桜「無茶言わないでよ！」
2人して顔を見合わせて、はははと笑い合う。
『高橋ー！休憩終わりやって！』
高橋「ごめん！今行くー！
...あ、すみません、
白雪先輩の姿が見えて、つい話しかけちゃっただけなんで、特に用はないんです笑
じゃあ、部活頑張ってください！」
あまりにも真っ直ぐすぎる言葉に
心の中の水面が
少しだけ、ざわついた。
桜「...うん。高橋くんも、頑張ってね」
高橋くんは、遠くなってほとんど私のことが見えなくなるまで、私に手を振り続けていた。
桜「(あー、なんか....)」
久しぶりに、こんな清々しい気持ちで男の子と接したかも。
翔平と別れてからずっと
どこか、男の子と壁を作っていた。
そういう接し方をしていると、自然に向こうも飽きるのか、去っていく男の人ばかりで。
それが、余計に私を拗らせていた。
どうせ、私のことを本気で好きになってくれる人なんていない、
可愛いばっかりで、すぐに飽きられちゃうんだって。
桜「(高橋くん、か....)」
君も、いつまで私に好意を向けてくれるかはわからないけど。
できるだけ、続いて欲しい、だなんて....
あまりにもわがまますぎる願いだと思った。
けど、
高橋『先輩！おはようございます！』
高橋『先輩奇遇ですね！』
高橋『白雪先輩！一緒に帰ってもいいっすか！』
高橋くんの猛アタックは止まらなくて。
気づけばもう、君と出会ってから半年が過ぎていた。
どうせすぐ飽きるでしょ、とか言ってた光里は、最近はどこまで続くか楽しみだ、とまで言っている。
高橋「...先輩、今度の大会、応援に来て欲しいです。
先輩がきてくれたら、
めちゃくちゃいい球が投げれる気がするんです」
桜「....うん。いいよ」
高橋「え！！！まじすか、え！？ほんとに！？やったーーー！！」
桜「もう、声大きい笑」
こうして週末、
私は、野球の大会を見にいくことになった。
高橋くんと、
...翔平が、いる大会に。
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続く (更新停止中)
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はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» めぐさんいつもありがとうございます！待っていただいて本当にありがとうございます（ ; ; ）これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります☺️ (12月27日 0時) (
レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 続編おめでとうございます✨更新ホントにありがとうございます！また読めるのがめちゃくちゃ嬉しいです！！続きも楽しみにしてます✨✨応援してます😊 (12月25日 20時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2023年12月25日 19時
