101.高橋くんの恋 ページ5
※初出情報ですが、桜ちゃんはラグビー部のマネージャーです。そんなに大事な情報ではないです。
ここから先、桜ちゃんの話が数話続きます。話の本筋と少し関係あるので、読んでいただければ幸いです🙇
高橋Side
多分、一目惚れだったと思う。
桜「ラグビー部です、ぜひ体験に来てね」
高橋「....は、い....」
桜の花がブワッと舞うほど強い風に靡く髪が
すごく綺麗で
それ以上に
あなたのその笑顔が
何よりも儚くて、美しかった。
チラシを受け取った後も、しばらく目が離せなくて
『宏斗！こっちで野球部の勧誘やってる！』
高橋「う、ん....」
友達の声も、右から左に流れていくようだった。
-
最初から野球部に入るつもりだったのに、
あの人に会うためだけに、俺の足はラグビー部へ向かっていた。
桜「高橋くんっていうんだね。
私は白雪桜です、よろしくね」
高橋「は、い...白雪先輩....」
なんてこった。名前まで美しいなんて。
いてもたってもいられず、
俺は勧誘の時間が終わった後も、わざわざマネージャー業務が残る時間まで白雪先輩を待った。
高橋「あの、っ白雪先輩！！」
桜「あれ、高橋くん？まだいたの？」
高橋「先輩のこと、待ってました」
多分
俺の人生の中で、一番勇気を出した瞬間だった。
高橋「連絡先...交換してくれませんか！！」
頬に熱が集まるのがわかる。
白雪先輩は、少し驚いた顔をした後、微笑んで
桜「....ごめんね」
と言った。
高橋「(ガーーン！！！)」
桜「気持ちは嬉しいんだけど、ごめん。
じゃあ、またね」
そう言って
白雪先輩は、行ってしまった。
高橋「(嘘だと言ってくれ...白雪先輩ーーーーーー！！！)」
この日は、家に帰ってだいぶ落ち込んだのを覚えてる。
多分、夕食も喉を通らなかった。
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はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» めぐさんいつもありがとうございます！待っていただいて本当にありがとうございます（ ; ; ）これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります☺️ (12月27日 0時) (
レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 続編おめでとうございます✨更新ホントにありがとうございます！また読めるのがめちゃくちゃ嬉しいです！！続きも楽しみにしてます✨✨応援してます😊 (12月25日 20時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2023年12月25日 19時
