99.安堵 ページ3
-2週間後-
あの日以降私は
機械みたいに
朝起きて、練習して、帰って、眠りにつく
そんな生活を繰り返していた。
その間
私と大谷くんは
会話をすることも
目を合わせることもなかった
いや
正確には
目を合わせてくれなかった
....当然だよね、
もう、戻れないよね
振ったくせに
自分でこの選択をしたくせに
未練がましい自分が心底嫌になる。
そして___
母「忘れ物してない？」
「んー大丈夫」
「行ってきまーす」
母「はーい、気をつけてね！」
___私たちは、高校2年生になった。
-
ざわざわと騒がしい掲示板前。
一生懸命背伸びして、自分のクラスを探す。
「(A、A.....あった！)」
自分の名前を見つけた瞬間
肩にずしっと重い力を感じる。
振り返ると
桜「A〜〜〜！！私たち、クラス一緒だよ！！！」
そこには、春休み前よりもずいぶん元気になった桜がいた。
「よかった〜桜が一緒で...」
桜「ほんっとそれ！！
ちはると光里とは離れちゃったけどね、...」
「ま、どーせ昼一緒に食べるし。そんな変わんないって」
桜「そっか、そーだよね！」
桜と一緒に2年2組の教室に入る。
見慣れないメンバー、馴染みのない教室。
少しだけあたりを見回すと
そこには...
大谷「....」
大谷くんが、いた。
ばっちり、目が合ってしまった。
「(同じ、クラス...)」
挨拶したほうがいいのかな
いや、そんな資格私にあるのかな。
なんて、思ってた時
大谷「...おはよう。Aさん、白雪さん」
「....っ」
桜「おはよ〜」
「おは、よう、...」
大谷「今年もよろしくね」
桜「こちらこそ！
大谷くんとAいたら体育祭優勝間違いなしじゃん！？」
大谷「もープレッシャーかけないで笑」
「....」
大谷くんと桜、普通に話してる。
いや、それ以上に
「」
「(....嫌われたかと、思った....)」
大谷くんが話しかけてくれたことへの安心感で
私の視界は一瞬
ほんの、ほんの少しだけ
涙でぼやけた。
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はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» めぐさんいつもありがとうございます！待っていただいて本当にありがとうございます（ ; ; ）これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります☺️ (12月27日 0時) (
レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 続編おめでとうございます✨更新ホントにありがとうございます！また読めるのがめちゃくちゃ嬉しいです！！続きも楽しみにしてます✨✨応援してます😊 (12月25日 20時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2023年12月25日 19時
