82.始まりと終わり ページ35
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打ち上げもお開きになり
私は自転車を押しながらちはると二人で帰路に着いた。
「ごめんねわざわざ歩いてもらっちゃって」
ちはる「全然いいよ」
ちはる「あんたに聞きたいことあったし」
「え、何」
ちはる「藤浪となんかあったでしょ」
ガタッ
「....」
自転車が音を立てる。
私は、目に見えて動揺してしまった。
「(...う、そ、)」
なんで
どう見ても普通だったはず
気まずい素振りとかなにもなかったはず....
「...なん、で?」
おそるおそるちはるに聞く。
ちはる「藤浪が、あんたのことをいつもに増して愛しくてたまらないって目で見てたから」
ヒュッ
と
喉が、変な音を立てた。
「....はぁ!?いつ!?」
ちはる「さぁ?」
そう言ってちはるはさっさと私を置いて歩き出す。
「ちょ、ちょっと待ってよ!てか“いつもに増して”ってどういう意味!?」
ちはる「さぁね〜」
シラを切るちはるを
自転車を押しながら私は急いで追いかけた。
-
(55話〜
見直して頂けますとより理解が深まると思います🙇♀️)
大谷Side
桜「PK戦の動画、友達が撮ってくれてたみたいだからあとで送るね」
大谷「えぇ、なんか恥ずいな」
桜「大丈夫、すっごいかっこよかったから」
打ち上げの後、
桜と二人で並んで歩く。
俺は
球技大会が始まる前から
このままじゃ良くない
桜に、別れを告げなければいけない
そう、感じていた。
大谷「....」
ただ、言えないままどんどん時間が経ってしまっていた。
もうすぐ、桜の家に着く。
大谷「....」
やっぱり、今日も言えなかった。
そう思った時
ゆっくり桜がこっちを振り返って
俺の目を見て
桜「ねぇ、翔平」
桜「私たち、終わりにしよっか。」
微笑みながら、桜はそう言った。
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はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» 好きって気づいた途端余計に素敵に見える...なんだか藤浪くんにも同じようなことがありましたね笑続編に移行になるので、そちらでもよろしくお願いします❤️ (7月23日 18時) (レス) @page50 id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 好きって自覚した途端その態度はいけませんねぇ、、気持ちはわからなくもないですが(*^_^*)好きって自覚した途端余計に素敵に見えてしまうものですもんね☆2人がもっともっと近づきますように(^_^) (7月23日 10時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» めぐさんいつもありがとうございます❤️藤浪くん、本当にいい人ですよね( ; ; )大谷さん、やっと自覚しました!!この後どうなるかも見守っていてください💖 (7月23日 1時) (レス) @page47 id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 更新ありがとうございます!藤浪くん、、あなたは全然嫌なやつではありません!むしろいいやつ過ぎて、、泣ける(ToT)主人公ちゃんも桜ちゃんに伝えるのは躊躇しますよね、、 大谷さんもやっと自覚しましたか!この後も目が離せません!続きも楽しみにしてます(*^_^*) (7月9日 0時) (レス) @page45 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 桐山めぐさん» 桜ちゃん、絶対自分から別れを告げたくなかったはずなのによく頑張りました🥲これからの大谷くんに期待したいですね...!読んでいただきありがとうございました♪ (6月24日 14時) (レス) @page39 id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はぐきぐきぐき | 作成日時:2023年5月3日 14時