17.lk ページ17
リノSide
ガチャ
LK「はぁ...」
夜、汗だくでレッスン室を出ると
「...」
LK「うわっ！？」
真っ暗な廊下に誰かが立っていた。
誰だ、こんな夜中に
メンバーではないし、もしやストーカーか？
と思っていた時
俺が動いたので、自動点灯の廊下の電気がパッと点き、現れたのは
「...こんばんは」
ハン・Aさんだった。
突然現れた俺に驚くこともなく、彼女はじっと立っている。
LK「...こんばんは....」
初対面がこれって....どういう状況だよ
LK「...ヒョンジナは？一緒じゃないんですか」
と聞くと、彼女は少し驚いた顔をした。
「私のことをご存知なんですね、
ヒョンジンさんは忘れ物をとりにいってます。
けど、なかなか見つからないみたいですね」
LK「....なるほど....」
だからって、自動点灯が消えるまでじっとしてたのかよ....
LK「(ほんと...変な人だな)」
そう思い、怪訝そうな顔をしていると
LK「！」
急に、顔にハンカチをそっと当てられた。
「このままじゃ、風邪をひいてしまいますよ」
LK「...なっ、」
なんなんだこの人。
顔色ひとつ変えず
人と一定の距離を保つ人なのかと思ったら、
急に近づいて顔を触ってくるなんて
....非常識なんじゃないのか？
じとっと少し睨んでも、彼女は表情ひとつ変えない。
ああ、
この行動は
俺のためを思ってやってるんじゃなくて
「仕事」でやってるんだ
と、その瞬間理解した。
LK「....今からシャワー浴びに行くところだったんです」
パシッ
「あ、」
そう言って、彼女の手を振り払って俺は立ち去った。
後ろから、「ヌナ遅くなってごめん〜〜」と言ってるヒョンジナの声が聞こえた気がしたけど
俺は振り向かなかった。
...なんでこんなむしゃくしゃしてんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はぐきぐきぐき(プロフ) - belleさん» お返事遅くなってしまいすみません💦コメントありがとうございます💖これからも作品を愛していただければ幸いです☺️ (4月1日 22時) (
レス) id: b1c2e7a752 (このIDを非表示/違反報告)
belle(プロフ) - 初めまして！すごく面白くて二人のこれからをずっと読んでたくなっちゃいました、笑Twitterもフォローさせていただきました！素敵な作品に出会えて良かったです！ (9月24日 12時) (レス) id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 白さん» 白さん、読んでいただきありがとうございました❤️ (7月14日 22時) (レス) id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
白 - 一気読みしてしまいました！最高でした…！素晴らしい作品を作って頂きありがとうございます！ (7月12日 8時) (レス) id: 4aea3d1271 (このIDを非表示/違反報告)
はぐきぐきぐき(プロフ) - 渚紗さん» 渚紗さん、コメントありがとうございます☺️お粗末さまでした💓 (2023年3月19日 8時) (レス) id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はぐきぐきぐき | 作成日時：2023年3月1日 16時
