女はいつだって本気で恋をするものなのです。 (ページ2)

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1話ページ2

うーん…頭痛い…。

ていうか体全体痛いよなんだこれ。

寝ぼけた頭でスマホを探す。

今日休みだもん確か。アラーム止めなきゃ。
アラーム設定毎日にしちゃってるから。

鳴る前に止める。それで寝る。

ゴソゴソ。どこだわからん。

目を開ければ早いけど目がしょぼしょぼして
上手くあかない。

あ。手がなんかに当たった。

そのなんかを思い切り。

むんず！！と掴んだのと。

「いっっってぇ！！！！」

誰かの叫び声が聞こえたのは。ほぼ同時。

さすがの私も目がパチっと開く。

ていうか今私が掴んだの、何。
やたらとフサフサしてたよ！？

やっと覚醒した目で目の前の
状況を確認。

まず、私がいるのはベッド。

あれ？こんなフカフカそうなベッド知らない。
こんな大きなベッド私のじゃない。

ここはどこだ。私の家じゃない。

え、ちょっと待って。

そしてさらに目の前。

人間の頭が見える…。頭抱えてる。

もしかして、私この人の頭掴んだ？
そりゃ痛いわ！！そりゃ叫ぶわ！！

…………………ん？

というか。この状況は…？

ベッドに誰かと2人で入ってる。

しかも自分の部屋じゃない。

そして1番の問題は…。

私もこの人も…服を着てないってことだ。