MTC ページ43
左馬刻
「…………………」
「…………………」
2人して黙り込む
先程、左馬刻の家にお邪魔したのだが、何も無いところで滑り、咄嗟に左馬刻の腕を掴んだら押し倒された形になってしまった
しかも左馬刻の手は床じゃなくて片方は私の胸の上
「わ、わりぃ…」
左馬刻は少し焦ったように私の上から退いた
「なんか、ごめん…私のせいで…」
しんみりした空気が痛い
背を向けられ、左馬刻は怒っているのかどうかも分からない
「左馬刻…?」
キュッと左馬刻の袖を掴む
「うるせぇ、見んじゃねぇよ」
そう私に言い放った左馬刻の耳はとてつもなく赤かった
****
銃兎
「わっ…!!」
「うぉッ!!?」
銃兎さんの家にお邪魔したところ、散らかっていた資料を踏んずけてしまい、滑ってしまった
咄嗟に銃兎さんの腕を掴んでしまったが…どうしてこうなってしまったのだろう
銃兎さんの顔は私の胸に埋もれていた
「ご、ごめんなさい…」
「い、いえ…こちらこそ散らかしたままにしてすみません…」
片手で床に手をついて、メガネをくいっとあげる銃兎さん
慌てる素振りも見せないでのでやっぱり、女の子の扱いは慣れてるのか。
私はそんな事を思っていた
その夜、銃兎さんは私の胸の夢を見たとか見なかったとか
****
理鶯
「きゃッ…!!」
「おっ、と…」
理鶯さんに会いに、1人森の中を歩いていると、石につまずきそうになった
顔面から転ぶのかと思いきや、ちょうど近くにいた理鶯さんが受け止めてくれた
「す、すみません…」
「いや、大丈夫だが…この柔らかいものはなんだ?」
「へ………?」
何だか胸のあたりに違和感があると思ったら、理鶯さんが私の胸を鷲掴みにしていた
「ひ、ごめんなさい、それ…胸です」
その瞬間、理鶯さんは目を見開き、私から離れた
「す、すまない。女性の胸を…その…どんな罰でもうける。小官に厳しい罰を頼む」
「そ、そんなっ、助けてくれたんですから!!あれは事故なんです、気にしないでください」
「しかし………」
少し動揺している理鶯さん
そんな理鶯さんが可愛いと思ってしまう自分であった
449人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
死神代行yura - 最近ヒプマイにハマって調べていたら、こんな神作品に出逢えてとても嬉しいです。今後も頑張ってください! (2021年5月8日 12時) (レス) id: 1f34babb71 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とても面白かったので、またみたいです。続編などは考えていないのでしょうか?勿体ないです…。 (2019年9月6日 21時) (レス) id: 1bc282c048 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とても面白いです!ところで、理鶯はりおうだと思うのですが、何故りおと呼んでいるのでしょうか?あだ名でしたらすみません。 それと寂雷先生の一人称は私だと思います。かなり誤字脱字が目立ちますよ。 (2019年9月6日 21時) (レス) id: 1bc282c048 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - リクエストお願いします!キャラ達が夢主に無視されたら?実は夢主は男女の双子でキャラ達が話していた相手は双子の兄(弟)。できれば、夢主達の服は(無意識に)同じでお願いします! (2019年6月23日 3時) (レス) id: dc20a671de (このIDを非表示/違反報告)
白夜月 - リクエストを受け付けてくれてありがとうございます! とても素晴らしいです! (2019年4月30日 12時) (レス) id: 330d4f149f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Meяu | 作成日時:2019年1月29日 13時