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田村「ここが私の家」
乱歩「へぇー、ボロいね」
田村「うぐっ…君、はっきり言うんだよね…」
なんかダメージ受けた
田村「さぁ、上がって上がって」
私は彼を座らせた
田村「なんか飲む?」
乱歩「ココアがいい」
田村「分かった、ちょっとまっててねー」
ココアを二人分作って私も居間に座った
二人で飲んでいると
不意に彼が
乱歩「瑠佳はあの店で働いてるんだね」
そう言って彼は窓から見える私の勤務先を指さした
田村「!?…よく分かったね?でも、どうして分かったの?」
乱歩「簡単なことさ。さっき玄関を通った時にかけてあるコートから珈琲の匂いがした。だけどこの家に珈琲はない。ということは君は喫茶店かなんかに勤めているはずだ」
田村「ふーん…でももしかしたらその匂いは、ただ喫茶店に通ってたから、ってだけかもよ?」
乱歩「いいや!この家に珈琲がないってことは君は珈琲を飲まない。
それにあそこの店は珈琲が売りの店だったはず…確かにあそこには珈琲以外もあるけれど、それだったらもっと近いあそこで飲めばいい話。
見たところ君に飲み物のこだわりは無さそうだし!でもあそこの店には何故か珈琲はない。ということは珈琲の匂いがそんなに付くのはあの喫茶店だけ!」
すごい… あの短時間でこれだけの情報量を……
乱歩「ならなぜあのカフェに行かなければならないのか……それは君がそこに勤めてるからさ!それに君はまだ僕と同じ子供だろ?それじゃ運転もできない」
彼は見事に当ててしまった
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冷たい人 - めっちゃ可愛い、好き()ありがとうございます! (2023年4月3日 20時) (レス) @page10 id: 26c600857a (このIDを非表示/違反報告)
お布団(プロフ) - バスケ女さん» 5周もしてくれたんですか!?ありがとうございます!頑張ります! (2023年3月28日 18時) (レス) id: 51ec54af8b (このIDを非表示/違反報告)
バスケ女 - 一話一話分かりやすいです。何度も見返してしまいました!今、5週目です(笑)!!!これからも頑張ってください! (2023年3月28日 18時) (レス) id: 6a41cb73df (このIDを非表示/違反報告)
お布団(プロフ) - バスケ女さん» ありがとうございます! (2023年3月27日 22時) (レス) id: 51ec54af8b (このIDを非表示/違反報告)
お布団(プロフ) - 和菓子さん» そのように言っていただけるなんてとっても光栄です!私も乱歩さんがこんなベッタリな感じだったらどうだろうと思いまして、原作よりも少しベッタリな感じを意識して書かせて頂きました!これからも更新頑張りますので、どうぞ見ていってください! (2023年3月27日 22時) (レス) id: 51ec54af8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団 | 作成日時:2023年3月26日 5時