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#36 YG side ページ36
いつも俺のそばに居たAは
もう俺の傍にはいない。
他の人より病弱で
入退院を繰り返していたと
ジンヒョンから聞いた。
花火のように豪快な生き方を
もしかしたらAは
望んでいたのかもしれない。
でも、俺の目には
たしかにAは
花火より美しく綺麗に映っていた。
紛れもなく輝いていた。
いつだって俺のそばにいて
俺だけを照らしてくれた。
可憐で儚い女だった。
俺にはまだ
アイツが必要だったのに。
.
もしかしたら、
これは夢なのかもしれない
そう思わせるほど
あっという間の出来事。
悪い夢だと信じたい
そう言わんばかりに俺は寝ていた。
気がつけば日付を超えて朝になって
今日は、アイツの誕生日だ。
ふと見合わすと
昨夜居たはずのジンヒョンの姿は
どこにも見当たらなかった
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作者名：COCO CORON | 作成日時：2019年9月1日 15時
