夏夜のマジック【YG】 (ページ27)

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#27 ページ27

目が覚めたら

もうお昼で過ぎだった

リビングで寝てたのを運ばれたのか

私がカーテンを閉め忘れて寝たのか

よく覚えていないからわからないけど

とにかく眩しくて目が覚めた

あと、ジンオッパが作っている

オムレツのいい香りも

それにしても私どのくらい寝てたのかな

今日はよく寝たからか

ものすごく調子がいい

JN｢A、起きたんだ｣

｢うん、結構寝てたでしょ？｣

そうだね、

と優しく返事をしたジンオッパは

もう少しで出来上がるから座ってて

と続けて言った。

｢あれ、ユンギは？｣

JN｢あーもうちょっとで帰ってくると思うけど｣

なんだろう、

どこに行ってるのかな

｢あのね、ジンオッパ！
今日ものすごく体調がいいんだ｣

事故に遭う前の

余命なんてすっかり忘れて過ごしてた

あの頃に戻ったみたい

JN｢よかったね、A｣

最近体が重かったりしてたから

なんだか新鮮な気分

JN｢オムレツ、出来たから食べよう｣

｢もう少しでユンギ帰ってくるなら待ってる｣