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JN｢余命のこと…ユンギに言わなくていいの？｣
｢言わない｣
3年前のジンオッパとの会話。
このとき、ジンオッパの言うことを
やっぱり聞いておけばよかった。
毎朝、目が覚めて体が動く脳が働く、
自分が生きていることを実感する度に
何度もそう思う。
あれから3年。
完全に話すタイミングを失ってしまった。
JN｢俺は大切な人が急に居なくなるなんて耐えれないから｣
あの時、ジンオッパは確かにそう言った
それでも、私はユンギに話すことを
頑なに拒否した
ユンギが私のことを好き？
私には、その自信はなかった
愛されていないわけじゃない。
それでもユンギにある未来は私にはない
振るにはもってこいの理由。
ただ、自分が傷つきたくなかっただけ。
ある日突然、
ユンギの前から姿を消す。
それが一番いいと思ったんだ。
その日だけ、ユンギが私のことを思って
悲しんでくれたらいいな
なんて卑怯だよね
それでも、余命なんて伝えて
長く悲しませるよりいいと思った
私のことなんて直ぐに忘れるよ
ユンギはモテるからいまから
いい彼女と出会えるよ
そう思っていたのに
3年たっても私は死なないし
私はまだ、ちゃんとユンギの隣にいる
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作者名：COCO CORON | 作成日時：2019年9月1日 15時
