夏夜のマジック【YG】 (ページ18)

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#18 ページ18

ﾎﾟﾀｯ＿＿＿＿.

水のような、

でも少し温かいような

そんなナニカが

上から垂れてきたような感覚。

手は誰かに握られているのか

とてもあったかい。

｢ユン……ギ？｣

へへっ、なんで泣いてるのよ

そんな悲しそうな顔で俯かないで？

｢ユンギ……泣かないで｣

YG｢ｯ……A｣

｢ユンギの手はあったかいね｣

隣りに立っていたジンオッパは

物凄い形相で病室から飛び出した

｢ユンギ、どうして泣いて｣

YG｢お前が！Aがもうずっと起きないから｣

3ヶ月も眠っていたんだ、と。

自分ではお昼寝のような感覚だったのに

YG｢心配で心配でしょうがなかった、もう起きないんじゃないかって不安だった｣

｢ユンギ、苦しいよ｣

YG｢今は絶対離さねえ｣

ユンギの心臓の音が

とても心地よい

.

目が覚めたら

ユンギとジンオッパが近くにいた。

それだけで幸せなのかもしれない