私 と 彼 の 恋 模 様 【 C.Yuri 】

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(涼介side)





知念に電話をかけた






俺は、迷わずAのことを

『よろしく』と頼んだ







俺のもとじゃない他の男のと

幸せになるって






そう考えると無性に悲しくなって









それでも送り出したのは

紛れもない俺だから







知念にすべてを託す









Aを幸せにしてやって

それは、玲音も思ってる事だから









涼｢なぁ、玲音｣

玲｢なに？｣

涼｢もしさ知念が結婚するって言ったらさ
俺ら笑って祝福してやれっかな｣






俺は無理かも…

なんて思いながら玲音に聞いた







少し間が空いて







玲｢その時は思い出のひとつになってるよ
だから、大丈夫…｣






小さい声だったけど

その意志は強そうに玲音は答えた






涼｢玲音は強いな…俺は、｣

玲｢だって自分で選んでこうしたしさ
誰よりも喜べるようになりたいから｣








玲音は良い奴だ









それでもって


Aにほんの少しだけ似てる









人に対する優しさが









Aと…









Aと、同じだ

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