ヌナ、もう泣かないで【JK】

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JK｢ヌナ、｣

『ん？』

JK｢仕事上、表立って恋人らしいことは出来ないけど、それでもヌナと居たい｣

『うん』




大きな瞳をうるっとさせるのは

グクの癖なのかな？




それにさえドキドキしているのは

きっとまだまだ慣れてないってことだね






JK｢ヌナ、僕の彼女になってください｣

『もちろん』

JK｢ほんと？いつ会えるかわからないよ？｣

『いいよ、私は家でグクを待ってる時間も結構楽しいかったから』






いつ電話が掛かってくるかなとか

次会えるのはいつかなとか




寂しい時も不安もあるかもしれないけど

それより楽しみの方が多い








JK｢ほんとに？｣

『それに遅くても会いに来てくれるでしょ？』

JK｢まあ…そうですね｣






『 だから、大丈夫だよ。時間なんて関係ないしそばにいれるだけで充分』

JK｢やっぱりAヌナで良かった｣







いま、いま初めてに名前で…








JK｢照れた？｣

『だって急に、いつもヌナぬな言ってるから』

JK｢これを機にね｣






可愛い顔して男前。

本当に頼もしい







『すき』

JK｢…｣

『あ、照れてる』

JK｢不意打ちはずるい｣

『さっきのお返しね』









・








『グク…ユンギと仲良くしてね』

JK｢心配しないでもそのつもりだけど｣

『そう…だよね』






今更、なに心配してるんだろ




グクはそんな人じゃないし

それはユンギだって同じなのに







JK｢ユンギヒョンは、僕にとって尊敬してるヒョンだよ｣

『そうだね』

JK｢まあ…僕がひっぱたかれるかもしれないけど｣

『ふは笑』






本当にやりかねない、


って言うのは冗談だけど






JK｢幸せにしないとユンギヒョンに殴られる｣

『ホントだよ、ボッコボコだ』

JK｢そんなヘマはしません｣







彼氏はグクだけど






私にとっての1番の理解者で

泣いている時助けてくれるのは





きっとユンギだ








それはきっとこれからもかわらない









『あの桜…もう散ってるよね』

JK｢公園の？｣

『うん』

JK｢あー、もう5月だし葉桜かも｣









じゃあ、来年。









『みたいな、桜吹雪。』

JK｢じゃあ来年、見に行こう｣

『うん』








また来年、

満開の桜を。

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