バレーはもうやめた1

40 ページ43

Aside





影山「お前、あんま変わんねぇな」




と、影山が真顔で問う




『まぁ、お風呂入っただけだし変わるもなにもないけど』




影山「そうか」




今の何の質問？




影山があまり言いそうにないことを言ってくるから驚いた






西谷「お前可愛いなってことだよな！龍！」




田中「そうっすねノヤっさん！」




『そんなオープンに言われると恥ずかしいんですけど』




_____________________________





『うーん、、、』





私は今広間で学校から出された宿題をしている



少し溜めちゃったせいでなかなかに問題数が多く大変だ





清水「Aちゃん？大変そうだね、、、宿題？」




後ろからリュックを背負った潔子さんがやって来た





『はい！ちょっとサボっちゃって全然終わってないんです』




清水「そっか、、、私でよければ何か教えてあげようか？」




『いいんですか？！じゃあ、ここのページだけ、、、』







潔子さんの指導はすごく分かりやすくて優しいからすぐにそのページは終わった







『ありがとうございました！本当に助かりました』





清水「いえいえ、こんな事で良ければいつでも頼ってね」





耳に髪の毛をかけながら微笑む潔子さんはすごく綺麗だった





『ふふっ、』


清水「どうしたの？」





私が笑うもんだから潔子さんは首を傾げこっちに向き直った





『私にもしお姉ちゃんがいたらこんな感じなのかなって思って、私年上の女兄弟はいなくて、、、』






そこら辺で私の意識は途切れた






_______________________________






清水「そうなんだね、、、その言い方だと、お兄さんはいるの？、、、ってあれ？」




『すー、、、すー、、』





Aは清水に寄りかかって眠りについていた





清水「ふふっ、可愛い」





そんなことを呟きながら清水はAの頭を撫でる





清水「よいしょ、、」





Aを背負い、部屋まで連れて行くことにした

41→←39

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す