バレーはもうやめた1

27 ページ29

A





そして、日向と影山は自主練に取り組む横で、私は部活の準備を始めていく





影山がネットの向こう側に置いたペットボトルに向かってひたすらサーブを打っている





そこに割って入って怒られる日向を見て、微笑みをこぼし





また、準備を再開しようとした




その時、影山のサーブを誰かが綺麗にセッターがいるべき場に返す





今、日向はボールを取りに行っているはず





『誰、、、？』





そこには、一騎当千と大きく描かれたTシャツを着た少年が立っていた





「おおーっ、すげえ奴入ってきたな」




その人は脱ぎ捨てた学ランを拾いながら弾む様な声色で話す





田中「おお〜っ！ノヤッさ〜ん！！！」





私が話しかけようとしたタイミングで体育館に入ってきた田中さんが声をかける





その様子はあまりにも仲良さそうで、もっとその人についての謎が深まるばかり





次に入ってきた澤村さん菅原さんも、すごく嬉しそうな顔をしていて、きっと大切な仲間なんだとすぐに感じた



　

澤村「あ！日向、影山、A。2年の西谷だよ」





日向&影山「「チワース！！！」」



『こん、にちわ』





澤村さんが私達に気がついてその人の名前を教えてくれた




すかさず挨拶をしたら、西谷さんはこっちを向いて驚きの表情を浮かべ、日向は西谷さんの方を見つめ目を見開いた






西谷「！、、、女子、、、？」







日向「俺より小さい、、、！！？」






いや、日向失礼すぎん？





_________________________


更新してなくてごめんね

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す