おデブな少女【青葉城西】

おデブな少女8 ページ10

Aside









『あぁ…ショートケーキ…モンブラン…行かないでっ…はぁっ…『『いかないでぇー！！！！！』』』









？「うわ！びっくりしたな！脅かすなよ！A！あ…じゃなかった…子豚ちゃん！！！！！」









え…？

ここ、保健室…？







てか…









『松川先輩！！！ショートケーキとモンブラン知りませんか！？』









松川「いや！知らねぇし！てか運んでやったんだから礼くらい言えよな！？」









え…あの…あの松川先輩が…私を…









『えっと…あの、私。倒れてそんで…ま、まままま、松川先輩？…が運んだんですか？』









松川「おう」









やばいやばいやばいやばいやばい！！！！




私のこと嫌いな人に私を運ばせてしまった！！！





運んだ代わりに、お前が朝食ってるおにぎり5個よこせ！！！！



なんて…言われるやも！？食われるやも！？









『すみません！すみません！すいません！すみません！すいません！すいません！すいません！すいません！すいません！本当に申し訳ないと思ってます！重かったですよね！？ごめんなさい！だから、おにぎりは…おにぎりだけは取らないでください！お願いします！！』











松川「はぁ？おにぎりなんか取らねぇよ」









『え、そーなんすか。でも…なんで嫌いな奴を保健室まで運んだんですか？てか、花巻先輩といつも来ますよね？』









松川先輩が、私を運ぶなんて

不思議でしょうがない。




もしかして、私のこと

そんなキライじゃないのかな？









松川「今日、花は寝坊。だから、ウォーミングアップついでに走って学校来たら、お前が倒れてて…そんで…」









あれ、松川先輩…ちょっと…


顔が赤い？

そんなに、怒ってるんだ…











『あの…』









松川「お前が、邪魔だったから運んだだけだよ！！！早く部活来て準備しろよ！子豚ちゃん！！！！！」





┣¨┣¨┣¨─…ばたん









あぁ、出てっちゃった。


私そんな邪魔だったか。









『少し、いやちょっとは、ちょっとだけ。好かれたかも。なんて…。馬鹿みたいだなぁ。』









おにぎり5個を食べてから、私は体育館へ向かった









『絶対みんなに…色々言われちゃうな。』

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