今日もミンユンギを我慢する。

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ユナさんが会議室を出ていってすぐ、ツカツカと僕の前まで歩み寄ってくるヒョンは、なんだか怒ってるようにも見える。





YG「お前変なこと吹き込んでねぇだろうな」


NJ「何のことです？」




舌打ちをして椅子に座り脚を組む。
全く、いつになっても荒々しい人だ。





NJ「そう言えば昨日、居酒屋でずいぶん大胆でしたね？」


YG「何のことだよ」




僕がとぼけたのと同じようにとぼけてみせて、ネクタイを結び直す。





NJ「あれって、寝顔を他の人に見られたくないからとかですか？僕はもうキュンキュンしましたよ」


YG「うぜぇ…」




図星なのか、面倒くさそうに頭をかいて怪訝な顔をするけれど
ユンギヒョンの本音を知っている僕からすれば胸きゅん以外の何物でもない。







YG「部署の奴らが飲み会しようだの言ってたから、どうせこんなことになるだろうと思ってたんだよ」





いつもは堅物なのに、僕と2人になるとよく喋るのは
高校の時から知ってる仲だからだろう。








YG「結局あんな格好晒して、変な目で見る奴がいねぇとでも思ってんのか？」


YG「…何のためにあいつの仕事増やしたんだか」



NJ「あぁ、あれわざとでしたか。」






飲み会で同僚に絡まれるのを見越して、わざとユナさんを参加させまいと防御策を練っていたのか…

不器用なくせに頭はキレる男…





NJ「好きなら素直にそう言えばいいじゃないですか。」


YG「わかったような口聞きやがって」





いじらしくなって言ってみるけど、ヒョンはまるで聞く耳を持たない。






YG「嫌われてるくらいが丁度いいんだよ」






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