今日もミンユンギを我慢する。

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休む理由…



考えていると、後ろで束ねていたのを器用に解かれた。
ぱらぱらと落ちていく髪を指で払って、私の下にいるユンギさんと目が合う。








YG「お前、ほんと悪いよな」



『え？』



YG「まーた盗み聞きしただろ」



『な、なぜそれを？！』





必死に頭を巡らせてみるけれど、バレる要素などどこにもなかったはずなのに…







YG「昨日、こうやって近づいた時」






指が頬をなぞる感覚が、記憶を呼び起こす








YG「あの反応じゃ丸わかりなんだわ」


YG「意識しすぎ」









ミンユンギ…


この男、ただものではない。








YG「聞いてどう思った」



『どう…って、』







心臓がこれでもかと高鳴っているのがわかる。







YG「まぁいい」



YG「今度はちゃんと覚えとけよ」






するりと肩にまわされた腕が
私の身体ごと抱き寄せた。







『…っ』







最初は軽く触れた唇は、

頭に移動した手が髪を撫でて、更に深く触れ合う。




いつも荒々しいくせに、
探るように何度も優しく求めてくるから
体の力が抜けていく。









『…ユンギさん、』



YG「ん？」



『これ以上は、…はずかしいです』








止まらなくなりそうで、怖くなってそう言った。

急に優しくなるからずるい…









YG「あの時は、」


YG「お前がこんなふうにしてきたんだけどな」




『へ…？』






私が？







固まっているとケラケラ笑いだした。







YG「嘘」


『なんだ…よかった』


YG「もっと激しかった」



『？！』






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