今日もミンユンギを我慢する。

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3人で建物を出るとすぐ、ナムジュンさんが慰めてくれた。




NJ「1人にしてしまった我々の責任です」


『そんな…』




私がちゃんと拒否していれば、こんな風に大事な取引先を失わずに済んだのかもしれない。





YG「ナムはあめぇんだよ」


YG「どう考えてもあのジジイが100パー悪い」


NJ「社長をジジイと呼ぶのは良くないですよ」





わかりやすくイライラしながらタクシーに乗り込む。





YG「まじ胸くそ悪ぃ。どうする？訴えるか？」




スマホのカメラロールから先程の証拠写真を出したり引っ込めたりしながら私に訊いてくる。




『そこまでしなくても大丈夫ですけど…
さっきは助けて頂いてありがとうございました』




その言葉を聞いて、悩みながら画像を削除する。






YG「…俺が大丈夫じゃねぇんだけど」





小さすぎる声で呟いたかと思えば、ポケットからハンカチを取り出して私に差し出してきた。





YG「後でそこ、拭いとけ」


『えっ』


YG「俺に拭かせる気かよ」





助手席に乗っているナムジュンさんが咳払いをしたので、慌ててハンカチを受け取ると
やっと満足そうな顔をした。








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