今日もミンユンギを我慢する。

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案内された窓際の席に向かい合って腰を下ろす。



私はまだ上司と部下の感覚でいて、こうやって付き合い以外で2人でご飯を食べに行く日が来るなんて思ってもみなかったわけだけど


高級感溢れる店内と、運ばれてきた料理の美しさに
ユンギさんのセンスの良さが単純に好きだなとも思う。


怖いけど、確かに一人の社会人として尊敬できる面もある。
怖いけど！







『美味しいです！』


YG「それはいいけど、口についてんのどうにかしてくれ」


YG「プライベートでもガキくせぇのは勘弁だからな」


『ユンギさんこそ、プライベートでも怒るのは勘弁ですからね』





たらふく食べる私を見て、ユンギさんは何故か笑った。





YG「会社でそんな悪態つけねぇくせに。生意気だな」


『だって今、会社じゃないので』




いつもは都合のいい犬かもしれないけど、こんな時にまでいい部下でいたくはない。









YG「じゃあ聞くけど」





食事の手を止めて私を見据える






YG「別に俺のこと好きじゃねぇだろ。むしろ嫌いじゃね？」



YG「なんで帰らなかった？」








その質問に対する適切な答えが、まだ無い。

怖くて断れなかったからでもないし、かと言って好きだからでもないと思う。









『…わかりません』





失礼だと重々承知で、正直に言った。








YG「…言うと思った」







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