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出張の日の朝、初めてお得意様へ直接出向くとあって気合を入れていつもより時間をかけて支度をした。
NJ「おお〜、いつにもましてキリッとしてるね」
『気合を入れてきました!』
NJ「あんまり緊張しないで、僕とユンギヒョンが上手く進めるから。今日は勉強のつもりでサポートしてね」
この人が聖母と呼ばれる所以を痛感しながらユンギさんが来るのを待つ。
『おはようございます』
YG「ん…誰かと思った」
今日の私はいつもと違うのを察したのか、私をちらりと確認してタクシーに乗り込んだ。
30分ほどして到着したビルのエントランスで受付をして、呼吸を整えながら中へと入っていく。
「お待ちしておりました!本日はよろしくお願いします」
YG「いつもお世話になっております。とっておきの企画を用意しましたので気に入っていただけるかと。」
ユンギさんの言葉につづいてナムジュンさんと私も挨拶をして、室内に通される。
打ち合わせは予定通りスムーズに行われ、
いつもぶっきらぼうなユンギさんが顧客から人望のある人間であることはものの数分で理解出来た。
そしてそれを、純粋にかっこいいと思った。
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NJ「うまくいきましたね。ユナさんのサポートもよかった。」
『いえ、私は何も…ナムジュンさんの進め方、本当に勉強になりました!』
YG「お前はすぐそうやって褒めて…」
タクシーの隣に座ったユンギさんはいつも通り悪態をついてくるのに、
朝よりちょっと素敵に見えてしまっているのは紛れもない事実で
『ユンギさん、また出張について行ってもいいですか?』
初めて怖い以外の感情を持ったのかもしれない。
YG「…今度はもっと役に立てよ」
『はい!』
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kkkk(プロフ) - KBさん» KBさんありがとうございます💗楽しんで頂けたらよかったです🌟 (2021年12月29日 16時) (レス) id: 3d6535f88e (このIDを非表示/違反報告)
KB - ユンギがいい!とってもドキドキしました(^^) (2021年12月27日 23時) (レス) @page50 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - マヨさん» ご親切にありがとうございます;_; (2021年2月1日 14時) (レス) id: 992a6a9fe4 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ - _tunputo_さん» 投稿主様じゃなくてすみません!目次の下のほうの、「恋人」という欄の名前を変えたらいけると思います! (2021年1月31日 14時) (レス) id: 70e27b8996 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - _tunputo_さん» ご覧いただきありがとうございます。設定では出来るようにしているのですが…どのように表示されていますか?;_; (2021年1月28日 18時) (レス) id: 992a6a9fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(名前) x他1人 | 作成日時:2021年1月25日 16時