ダメダメ鬼【逆ハ】

ダメ24 ページ24

…




「……首繋がってて良かったなァ。」



『いやそれに関してはほんとありがとうございます…』



「お礼とか言うなキメェ」



『えっ』



次の見舞い客というのはあの恩人さんだった
相変わらず態度は悪いけどもうこの際どうでもいい

今日はなんでここに？とさりげなく聞いたら

テメェがくたばってるか確認しに

と言われたのでまじでほんと可愛くないやつだなと思った


『ねえ、恩人さん』



「あ？」



『柱って何人いんの？』



「いや、ちょっと待て。なんだそれ、きしょくわりぃ！」



『何が？』



「呼び方」



『ああ、恩人さん？』



「んだよそれ」



『え、そのままじゃないですか？』



「むず痒いからやめろ。不死川でいいんだよ」



『不死川さんって言うんだ』



「それもやめろ！！！きめェ！！」



『不死川？』



「最初からそう呼んどけこのクソ鬼」



『口悪』



「…………テメェは」



『え？』



「……てっ、め、の」



『ぇ？？？』



「なっ、ま」



『は？』




その後は あ"あ！！！調子狂う！！とか言ってすごい勢いで
またドアをバン！！！と凄い音立てて帰って行った

は？としか思えなかった。ドア壊してあの女の人に殺されても知らないよ



てか私の質問に答えてくれなかった、なんで。無視？
まあされ慣れてるからいいけど。

えーと、じゃあ自分でかんがえるしか。

冨岡さんと、えー宇髄さん、黒髪の男の子に不死川、あと、さっきの黒い髪の怖い女の人

で、煉獄さ……いや、杏寿郎さんか。




えーとあの間に居たのが確か、えーー、9人か？

てことはあと3人。私が会えてないのはあと3人だけか
いつか、何とかなるかなあ。




………何とかなるって何だろう。

私って太陽克服するかもってことで今生きてられるんだよね
でもそれっていつになる？もし禰豆子ちゃんが先に克服したら？

私間違いなく死ぬよね？どうしよう
逃げるべきなのかな


最大の悩みを今更ゆっくり考えてみるが、今までの柱達を思い出すとそんな事は不可能に近い事くらいバカでも分かる



ああ、まあいいや。今を生きてれば




結局今はそう考えるしか私には選択肢がないことを思いだしてもう1回寝た。

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