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「健人くんは何部なの？」
「サッカー部だよ」
私たちが降りる駅まであと二駅
他愛もない話をして
沈黙にならないように話す
「ちなみに、風磨と聡はバスケ部」
「あー、なんかうん。そんな感じする」
「マリウスは写真部で、勝利はー、」
言ったあとに健人くんはバツが悪そうに口を噤んだ
それと同時に、私たちが降りる駅のアナウンスで
健人くんの声も掻き消された
「降りよっか」
「うん」
健人くんがいいかけた言葉は
聞かない方がいいと思った
二人で電車から降りて
駅の改札口に向かう途中
駅にいた同じ制服を着た女の子数人から
物凄く視線を感じて
「え？中島付き合ってんの？」
「え、見たことないんだけど」
「うそ、誰あの子？」
その子達の前を通りすぎる時に、
聞こえた会話
きっと、健人くんはモテモテなんだ
この容姿、そのうえ優しいし
今だってそう。
健人くんは話すことに夢中で
気づいてないけれど、
健人くんを見た女の子たちは
一瞬にして健人くんを目で追って頬を染めている
こんな完璧な人の隣を歩くなんて、
なんだか気が引ける
「ーって、(人1)は？」
「え？」
「え、聞いてた？」
どうやら私は隣を歩く健人くんの会話を
聞き流していたようで、、、
笑いながら私の顔を覗き込んで
問いかけてくる健人くんと視線が交わりそうになると
何故か逸らしたい衝動に駆られる
いや、目を合わせるのが
きっと恥ずかしいから
なんかこう、
見詰められると顔が赤くなりそうで
「ごめん、何だっけ？」
「いや、部活どこ入るの？って」
「あー、どうしよう･･･。」
入りたい部活なんて無いし
前は、部活に入らずに
お小遣い貯めるために、
スーパーの裏方でアルバイトしてたしな
運動部なんて、入ってもついていけないし･･･
「この高校、部活に力入れてるからなー」
「えっ、そうなの？」
「うん、マネージャーとかは？」
「む、無理無理！」
絶対無理だよ、
マネージャーってコミュニケーションとったり、
いろいろ大変そうだし
私には無理かな。
「ふーん、勿体ないね」
入ればいいのにー なんて健人くんは言って
街の灯りが照らす住宅街を二人で歩く
長く伸びる二つの影を見て
何故か、また胸が苦しくなった
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みわ - 十一行目、トレイじゃなくてトイレじゃないですか？ 間違ってたらすみません。 (2017年11月8日 23時) (
レス) id: 96a2f8cf6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - おはぎは世界を救うさん» コメントありがとうございます！はい！待っててくださいね！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
おはぎは世界を救う(プロフ) - 大量更新待ってます！！！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 86427fc120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - 山平涼耀さん» いやいや全然！コメント嬉しい限りでございます！そうですねー、近づくと見せかけてからのーって感じです（笑）ありがとうございます！更新頑張りますね！いやいや是非是非コメントお待ちしております！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
山平涼耀(プロフ) - 度々ごめんなさい汗 いや〜勝利ｸﾝにちょっと近づいた!!って感じてその感動を誰かに話したくて、作者さんに伝えました(笑) 更新待ってます！！何度も何度もすみません。 (2017年1月4日 15時) (レス) id: 5c20d6215c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいちゃん x他1人 | 作成日時：2016年12月5日 23時
