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翔side
周りで話す声…
１人、2人じゃない…
まだ眠っていたいのに…
どうにも気になって目を開ける
翔「シュ〜……シュ〜……ん……」
智「……ぁ……翔？……目、覚めた？(^^)」
翔「……智……に……」
智「…何処か痛い？」
翔「……あち……ち……痛……ょ…」
智「だろうね(笑)」
痛いと訴えてるヤツを笑うとか…
マジであり得ないんですけど…
翔「(ーωー)ｼﾞｰ」って智兄を睨んでたら
智「……(;ﾟ∇ﾟ)ｱﾊﾊ……悪かったよ……翔…暫く入院だから……しっかり怪我治しなね…」
入院？
怪我……？
俺が？
・・・・・・
足元に視線を向ければ…
両足を吊られてる…
翔「!!( ; ﾛ)ﾟ ﾟ？！！……」
えっと………何があったんだっけ？…
記憶を辿る…
土砂降りの雨の中…
帰宅途中の車道…
ノロノロ運転で進んでた…
そうだ……
車がいきなり飛び込んで来て…
俺は…
翔「！……ず………か…………ず……は？」
智「大丈夫…隣の病室に入院してる…翔より軽症……全治３ヶ月…」
翔「……そ………良かっ…………た…」
大切な弟……
これ以上…和の体に傷を増やしたくない…
ガラガラガラガラ〜
雅「あっ！……翔兄起きた♪」
潤「……翔兄〜(つд；)良かった……」
笑顔の雅紀と泣き顔の潤(笑)
凄く…心配…かけたんだなって……感じた…
翔「……ごめ…………な……心……配……か……て…」
ブンブンって首を振る潤…
こっちにおいでって……手招きすれば
トコトコと寄ってくる
翔「……ﾌﾌｯ……」
潤の手をポンポンって優しく擦れば
潤「……翔兄……ﾌﾌｯ……」
やっと、可愛い笑顔を見せてくれる
やっぱり……弟って……可愛いな♪
雅「隣の病室に、和居るよ♪」
翔「……ん……聞……いた……」
雅「同じ病室が、良かったでしょ？(笑)」
何で？
翔「(*´･д･)？……」
智「……翔？」
翔「……別々……の……方……が……ゆっくり……治……せる…し……」
雅・潤『………』
─────────────────────
智side
何か……変……
何かね…翔の様子がおかしい……
目覚めたとたん
『和は？！』って
『病室…同室にしてもらってよ〜(T-T)』
『和が側に居る方が…傷の治りも早い気がする』とか
そんな事を言うと思ってた…
それくらい…翔は、和に惚れてるから…
でもね
蓋を開けてみれば
翔の口から和の名前が出たのは
最初の１度だけ…
何か
おかしい……
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年5月13日 12時
