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智side
病院からの帰り道
和のヤツ…
翔の面会に行ってねって言ったのに…
会いづらいのは…わかるよ…
でもさ…
翔が会いたいって言ってたんだ…
普通にお見舞いに行けばいいだけの事…
だけど…和は行かなかった…
何か行けない理由があったの？
智「和から連絡来たら…聞いてみるか……」
五十嵐家の門を開け
智「ただいまっ！」って言えば
潤「お帰りなさい♪」
智「ただいま…雅紀は？」
潤「ん？……さっき連絡あって、延長保育の子が何人か居るから、ちょっと遅くなるって」
智「そう…雅紀も忙しいな(笑)」
潤「ﾌﾌｯ♪…夕飯食べる？」
智「そうだな♪食べるか(^^)」
今日の夕飯は
和の大好きなハンバーグ…
このタイミングで？……何か淋しくなるじゃん…
潤「……何かさ…和の事考えてたら…ハンバーグ作ってた(笑)ごめんね……和の事思い出して、淋しくなっちゃうね…」
智「…今日の朝まで、一緒に居たのにね…そろそろアメリカ…着く頃かな？」
潤「ん……そうだね…和…英語喋れんのかな？(笑)」
そういえば…
智「どうなんだろう？そんな事考える暇もなく送り出しちゃったよ(笑)」
潤と二人笑い合う
二人だけの夕飯なんて…初めて…
だいたい三人は居たからさ…
ワイワイ五人で囲んでいたテーブルも…
こんなにスペースが余ってるなんてね…
淋しい気持ちを隠すように、話題を変える
智「あのね♪翔の退院が決まったよ♪」
潤「えっ？本当？いつ？」
智「6月17日♪」
潤「もうすぐじゃん♪良かったね(*´-`)」
智「うん♪…でもさ…和のヤツ…面会1度も行かなかったみたい…」
潤「……えっ？…和の寄りたい所って…病院じゃなかったんだ…」
智「俺も、てっきり病院だと思ってたからさ…翔に聞いた時…ビックリした…」
潤「……和……何処に寄ったんだろうね…」
智「和から連絡来たら…それも含め聞いてみるよ…」
二人だけの夕飯を済ませ
俺は食器洗い
潤は風呂に入りに行った
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ……ﾌﾟﾙﾙﾙｯ……
家電が鳴る
智「和かな？……はいはい…今でるよ♪」
小走りで電話の前まで行き…受話器を取る
智「もしもし♪五十嵐ですが？」
和『智兄？』
智「和♪…無事に着いたんだね(*´-`)」
和『今、ようやく寮に着いた』
智「和…翔の所に行かなかったんだね…」
ちょっと、怒ってますオーラを含ませた言い方をすれば
和『ごめんなさい…』
素直に謝る和(笑)
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年5月13日 12時
