最後の試合 ページ10
雅side
もうすぐ引退試合もあるし
でも、勉強もそろそろしないといけないよね
気持ちだけが焦りだす…
とりあえず
何からすればいいのかな？
受験の事なんて考えてなかったから
どうしたらいいのか
わからない…
そうだ…
中学受験を経験してる和に
聞いてみよう…
リビングでゴロゴロしてる和に話しかける
雅「和…」
和「ん？…どうしたの雅兄？」
雅「俺さ……受験する事…あんまり考えてなかったから…どうしたらいいのか…わからなくてさ
( ´-ω-)」
和「とりあえず、夏に試合があるんだよね？」
雅「うん♪」
和「試合が終わらないと、勉強に集中できないと思うから…先ずは試合の事だけ考えて♪」
智「そうそう♪夏休みには、夏期講習に行けるように、申し込みしておくから♪今から焦らないで♪」
雅「智兄…夏期講習…行っていいの？」
智「当たり前じゃない(笑)応援するって言ったでしょ？…夏期講習の最後の日…模擬テストある所に申し込みするからね♪頑張ってよ〜♪」
和「頑張ってね〜(*´ω｀*)」
雅「…フフ♪…ありがとう♪」
─────────────────────
夏休み前の7月上旬の日曜日
３年生の引退試合が行われた
キャプテンは俊
風「これで俺達の中学でのバスケは終わる…悔いの残らないように…全力を出して…楽しんでやろう！」
俊の掛け声と共にコートに散らばる
応援席を見れば
智兄と翔兄が軽く手を振ってくれる
和はカメラを構えて
シャッターチャンスを狙ってる(笑)
潤はベンチに座って
潤「頑張れ〜！」って応援してくれてて
ちょっと気合いが入る
試合は、前半から激しい攻防戦
両チームとも１歩も引かない
後半に入っても
２点差がなかなか縮まらない
俺達が２点を追う状況
試合終了のブザーが鳴り響く
結局、試合は負けてしまったけれど
悔しさよりも清々しい気持ち…
全てを出しきれたし
何より楽しくプレーができたから
そう感じたのは、俺だけじゃなかったみたいで
風「楽しかったな♪」
雅「試合には負けたけど…何か不思議と気分がいいね(笑)」
チ1「いい試合だったから♪」
チ2「また…このチームで…試合やりたいな〜！(*´ω｀*)」
監「風間…いいチームにしてくれて…ありがとう２年間キャプテン…お疲れ様！」
『お疲れ様でした！』
(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
風「こんな頼りないキャプテンに…ついて来てくれて…ありがとうございました！」
中学最後のバスケが終わった…
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
