向日葵～君の笑顔が見たいんだ7 (ページ8)

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進路相談ページ8

雅side

中学３年にもなると

受験が頭をかすめ始める

俺は……和と出逢った事で、命の尊さ

信頼関係…人との繋がり

いろんな事を経験して感じて…

その度に考えさせられて

将来をちゃんと考えようって思った…

正直、和と出逢う前の俺は

好きな事を好きな時に好きなだけやっていれば

それだけでいいって思ってた

進路だって何も考えてなくて

好きなバスケで

特待生で拾ってくれる高校ないかな？

くらいで学生生活を送ってた

でも、今はなりたいものがあるんだ

保育園の先生

もともと子供は好きだし

子供にも好かれる方だと思うからさ(笑)

その事を今日

智兄に相談しようと思ってる

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智兄が帰って来て

雅「智兄、お疲れ～(*´ω｀*)」

智「雅紀♪ただいま(*^-^*)雅紀だけ？」

雅「うん♪潤は、野球部の練習で遅くなるって言ってたし、和もさっき電話があって、ヒナちゃんと勉強してから帰るって♪」

智「そう…潤は近いから大丈夫だけど…和…大丈夫かな？」

相変わらず過保護(笑)

雅「あのね…」

智「ん？」

雅「進路の事で、相談があるんだけど……」

智「…雅紀、バスケで特待生でって……言ってなかったっけ？」

雅「最初はね…それが１番楽だからって……でも、和と出逢って…いろいろ考えた……」

智「そう……とりあえず、リビングに行こうか…丁度、二人きりだし…ゆっくり話そうよ♪」

こうして、ちゃんと向き合ってくれる智兄

本当に頼りになるし、尊敬する…

できた兄貴に感謝だよね♪

智「じゃあ…改めて…話し聞くよ」

雅「和に出逢ってさ、命の重さ…尊さ…人との繋がり…信頼関係…いろんな事を考えさせられて…皆で、いろいろ考えて…乗り越えて来た…そういう経験をしていくうちにさ……何かと繋がる仕事をしたいって……思ったんだ…」

智「うん…」

雅「最初はね…獣医か、保育園の先生って思ってて…」

智「いいんじゃない？雅紀優しいから、保育園の先生…ピッタリだと思うし、動物も好きだから、獣医さんもいいと思うけど♪」

雅「うん♪でもね…獣医って……俺の腕次第でその動物の命が決まる…俺……命を扱う事は…正直…怖いんだ…」

智「そうか……でもさ、保育園の先生だって、その保育園で預かる子供達の命を預かるようなものだよ…常に安全に配慮したり、どんなに頑張っても…クレームが付く事もある…精神的に辛いお仕事だよ……」

雅「でも、動物は話せない…人は話せる」