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和side
ヒナと別れて、少し早歩き…
スタスタスタスタ…
こそこそ…こそこそ…
もうっ！…本当に何なの？！(･｀ω´･ )
横断歩道を渡り少し歩いた所で
和「…こそこそ…後つけてないでさ…出てきたら(｀Δ´)…俺に何か用があるんでしょ？！姿、見せたら」
ちょっとキレ気味に、前を向いたまま視線の主に話しかける
女「…ﾌﾌ♪…やっと私を呼んでくれた♪嬉しいわ和君(///ω///)♪」
後ろを振り向けば
和「…君は…あの時の…」
クラス分けの日
ぶつかった子…
『私の事…覚えてませんか？』って
『あんな、運命的な出会いをしたのに…』って
言ってきた子…
人違いしてません？って聞いたらさ
めっちゃキレて『酷いっ！…本当に覚えてないのね！』って睨んで走り去った子
視線の主はこの子だったのか
しかし、ほぼ初対面にちかいのに
和君って…
気持ち悪い
女「…ねぇ？私の事…思い出してくれた？」
和「…いや…」
女「…そう…じゃあ、思い出させてあげる…」
声のトーンが…変わった？
女「１年生の時にね…私と和君…肩がぶつかって…私の持っていた教科書とか筆箱とか、廊下にばら蒔いちゃって…その時、和君『ごめんね』って…私の教科書拾ってくれて…それが、私達の始まり////ﾎﾟｯ♪」
いやいや…始まりって…
なんも始まってないし…
何言ってんの？…この子…
女「…それなのに…和君、私の事ずっとほったらかしでさ…淋しかった(..)でも、やっと呼んでくれた…♪今迄の事は…許してあげるわ♪」
ジリジリと車道側に追い詰められる
和「…話しについて行けないんだけど…そもそも、君と俺って…ほぼ初対面だし、何も始まってないし…許す許さないって…」
女「…和君て…Sなのね♪彼女には、優しくしないとダメだぞっ♪」
和「…彼女って？…誰が…誰の？」
女「…もう…今更？私が和君の…か・の・じょ♪に決まってるでしょ？」
はぁ〜〜！？Σ(｀Д´ )
何言ってんの？この子…
マジでヤバイ子…
和「…悪いけど…俺に彼女なんていないし…君は俺の彼女じゃないし…そもそも君の事…知らないし…変な事言うのやめてくれないかな…あと…俺に付きまとうのもやめてくれる…」
よしっ！言ってやった！
頑張った俺！v(￣ー￣)v
これで、俺が迷惑してるって…わかってくれたよね？
俯いたままの彼女を見れば
ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ何か呟いてる
女「…私のモノにならないなら…誰かに取られるくらいなら…消えて…」
トンｯ
和「…えっ…？」
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
