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翔side
俺がずっと言いたくても言えない言葉を
アイツは会って数秒で言いやがった…
くそっ……
グビグビ…
智「…翔、胸焼けするよ…」
父「ライバル出現か…」
翔「…俺は…和の兄貴だから…」
智「…本当に？…このまま伝えず終らせられる？……」
翔「……」
父「気持ちに正直になってもいいんじゃないか？お前の心が痛いままじゃ……気持ちの整理なんてできない…」
智「…俺もそう思う…もしかしたら…和も翔の気持ち…受け入れてくれるかもしれないし…」
翔「…受け入れてもらえなかったら？…和と１つ屋根の下……一緒になんて暮らせないよ…」
父「……今じゃなくてもさ…お前の気持ちが限界に来たら…吐き出していいんだからな…家族だからとか…兄弟だからとか…考えなくていい…ありのままの気持ちをぶつけていいから……」
智「…もしもの時は、養子縁組解除する…それでも、和は、五十嵐家の一員だから…何も心配しないでいいから♪」
翔「…ありがとう…今の言葉で、少し気持ちが楽になったよ…」
和を好きでいていいって……
自分の気持ちを殺さなくていいって……
二人からの言葉…
グラグラ揺れる俺の弱い心…
でもね…俺には理解してくれる人が居る
ただそれだけで…凄く救われた…
お花見も終わり
翔「じゃあ、帰ろうか♪」
智「…でも、車…全員は無理だよ…」
翔「…そうだね」
和「俺、ヒナと丸ちゃんと帰る♪」
智・翔『えっ！！？』
雅「和、大丈夫？」
和「うん♪もう少し二人と話したいから(^^)皆、先に帰ってて♪」
翔「…(-'д-)y-〜わかった……気を付けてね…」
くそっ……丸山隆平…許さん…
智「…親父送ってから帰るから…和の方が帰るの早いかもね…鍵持ってる？」
和「あるよ♪じゃあ、家でね( ´∀`)/〜〜」
潤「想定外…」
雅「めちゃくちゃ、機嫌悪いんですけど…」
和を横取りされたみたいで
イライラする…
ハンドルを握れば
悲鳴があがる
智「翔〜！ヽ(;ﾟ;Д;ﾟ;; )ｷﾞｬｧｧｧ！」
潤「スピード出し過ぎ〜(´□`; 三 ;´□`)捕まるから〜！」
父「酔っちゃうよ(|||´Д｀)」
雅「事故ったら、和が悲しむ〜c(＞_＜。)シ*」
翔「…！」
そうだよ…
俺達が居なくなったら…
誰が和を守ってやるんだ？
和の泣き顔なんて……見たくない…
スピードを緩める…
翔「…ごめん…」
智「(*ﾟ∀ﾟ)=3ﾎｯ…雅紀ナイス♪」
父「吐くかと思った…」
潤「助かった〜」
親父を家に送り届け
波乱のお花見終了…
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
