向日葵～君の笑顔が見たいんだ7 (ページ33)

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視線ページ33

和side

春休み間近の学校の渡り廊下

春の優しい日差しを浴びて

１人カバンを持ち歩く

窓の外を見れば

桜の木にもうすぐ咲きそうな蕾がチラホラ見える

和「ﾌﾌ♪…春ですね～(*´-`)」

グランドでは野球部がストレッチをしていたり

陸上部が短距離のタイムをはかってる

和「ﾝﾌﾌ……♪青春ですな♪」

ふと誰かの視線を感じて

振り返る

和「………気の……せい？…」

カバンを持ち直して歩き始めれば

村「和～！(*^O^*)」

和「…？」

振り向けば親友のヒナ♪

和「ヒナ♪」

村「今帰り？」

和「そう♪委員会があったからさ♪」

村「そうだったんだ♪２年になったら、次は何委員会入るの？」

和「読書好きだし…同じかな？ﾝﾌﾌ……♪ヒナは？」

村「体動かす委員会がいいかも♪」

和「体育委員会とか？」

村「そうね♪体育祭とかしきりたい(笑)」

和「目立ちたがりのヒナにうってつけだね♪(笑)(*´-`)」

村「ﾊﾊｯ♪俺も、帰るからさ…ちょっと、待ってて♪カバンとって来るわ(^.^)」

和「了解♪」

廊下を走って教室に戻るヒナ

窓を背に凭れて待っていると

また…

さっきと同じ方向を見る

和「……誰もいない……なんなの？…気持ち悪い…」

視線を戻しボーっとしてたら

村「和！お待たせ～(*^O^*)帰ろうぜ♪」

和「う、うん…」

村「？どうかした？」

和「……いや…何でもないよ♪行こうか(^.^)」

ヒナとは帰る方向が同じだから

途中まで一緒に帰る事がある

校門を出て駅に向かい二人で歩く

村「そういえば…雅紀さんって受験したんだよな？」

そうそう♪

雅兄、頑張ったんだよ♪

受験した3日後

運命の合格発表

雅『１人は無理……誰か一緒に来てくんない？(´；ω；`)』ってド緊張の雅兄(笑)

智『仕方がないな…』って智兄と二人で合格発表を見に行ったんだよね(*^.^*)

帰って来た二人の顔を見て

直ぐにわかった結果(笑)

雅『合格してたっ！俺でも入れる高校あった♪』って凄い喜んでた

あれだけ頑張ったんだ

努力は必ず報われる…

一足先に受験を体験してる俺は

雅兄が苦悩してた事……ストレス…プレッシャーを感じてた事……わかってたよ

俺も同じだったからね

だから合格した時の雅兄の気持ちも

誰よりもわかった

全てのモノから解放された瞬間

その笑顔が全てを物語ってた

和「雅兄、凄い頑張ってたからね♪合格したに決まってるじゃん♪」

村「そうか♪良かったね♪雅紀さんにおめでとうって伝えといてね♪」

和「うん♪」