親父【和篇】 ページ31
和side
智兄から聞かされた
おじ……いや……お父さんの入院
会社が倒産して…大変だったみたい
俺が【五十嵐家】に来なかったら…
こんなに無理して働かなくても良かったのかな？
そんな事をふと考えてしまう
潤君と雅兄は、大したこと無くて良かったって
笑ってる…
明日…お見舞いに行くんだって…
でも……俺は……
智「…和？」
智兄に呼ばれて
ハッとする
和「な、何？」
智「和も、明日お見舞い行くでしょ？(^^)」
俺が行ってもいいのかな……？
こういう時は、本当の家族だけの方が…いいんじゃない…？
和「……明日は……委員会があって……」これは本当
智「事情話して、免除してもらえないのかな？」
和「……わからないけど…いろいろやらなきゃいけない事あって……」
潤「何時くらいになりそうなの？」
雅「和が帰って来るまで待ってるよ♪」
和「……わかんない……」
智「…親父……和にも会いたいって思ってると思うよ…和は、会いたくない？」
和「……でも、俺……邪魔でしょ？」
潤・雅『何で！？邪魔な訳ないじゃん！』
和「……俺が居るから…おじさん…余計に働かなきゃいけなくて……倒れちゃったんだよ…」
智「…違う……先ず、おじさんじゃない…もう和は、五十嵐家の一員…俺達は……血は繋がって無いけど…家族だよ…和のお父さんだ…」
和「……」
智「…それから…和を引き取ったから、無茶したんじゃない…あれは元々の性格だから(笑)変に責任感強いんだよな…あの人(笑)俺が何とかしなくっちゃって…俺と翔の収入でやっていけるって釘さしておいたから…和は何も気にしなくていいんだよ(*´-`)」
和「……智兄…」
潤「明日、一緒に行こうね♪お見舞い(^^)」
和「潤君…」
雅「か〜ずちゃん♪」
ギュウ〜って雅兄が抱き締めてくれる
雅「いつもいつも…気にし過ぎ……もうさ…人の顔色伺いながら生きなくていいんだよ♪」
雅兄……
智「…ﾌﾌ…もっと子供らしく生きなさい(笑)」
智兄……
ガチャ！
翔「ただいま……って…何で和泣いてんの！？っていうか、何で雅紀が和を抱き締めてんの？(＞д＜*)」
雅「やかましいのが帰って来たよ(苦笑)」
俺を離して苦笑いの雅兄……
翔兄に
和「……お父さん…どうだった？(´；ω；`)」って聞けば
翔「(//////)元気だったよ…入院なんて必要ないくらい♪明日和も病院行こうね♪」
潤「デレデレだな…」
智「(。-∀-)ﾊﾊ…」
和「なるべく早く帰って来るね…」
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
