向日葵～君の笑顔が見たいんだ7 (ページ27)

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智side

どうやら

過労で倒れたみたい…

よくよく話を聞けば

去年の今頃に働いていた会社が倒産

年末迄に次の仕事を探さないと

生活していけないって…必死で仕事を探していたんだとか

何とか登録会社から派遣の仕事をもらって

仕事をしてたんだけど

１つ、２つじゃ纏まったお金にならない…

掛け持ちでかなりの仕事をこなしてたみたい

智「全く…なんでそんな無茶苦茶な仕事の仕方するんだよ……(。-∀-)」

父「だって…お前達に少しでも、お金…渡したくて…入学祝いもあげたかったしな…」

智「体壊してまで…しなくていい…そんなお金…受け取れない…」

父「智…」

智「お願いだから……無理しないでよ…もう若くないんだから……体…大事にして…皆…心配するからさ……頼むよ…本当に……(ーё一)」

父「…ごめんな…」

智「連絡なかなか取れないって、心配してたら…働き過ぎって……親父からの養育費なんて…もういらないよ…」

父「な、なんで？俺は…親失格って事か？
(´；ω；`)」

智「違うよ…俺も翔も働いてる…潤、雅紀……それに和を養っていくくらいの収入は、あるんだ…だから、親父は、先ずは自分が暮らしていける最低限の収入まで、仕事減らせ…」

父「…智……俺より親らしいじゃないか…」

智「当たり前だろ…何年親代わりしてると思ってんだ……親父達が夫婦喧嘩始めた時からだぞ…」

父「……本当…すまん…」

智「…(苦笑)」

一通り説教もしたし

反省もしたみたいだし

この辺で許してやるか(笑)

その後は、今までの出来事を全て話して

父「和君…インフルになっちゃったんだ…辛かったな……でも中学受験は、頑張ったかいがあったな♪友達もできたんだ…会ってみたいな…和君の初めての友達…(^^)ちゃんと【五十嵐和也】で歩き出したんだな…(つд；*)良かった……」

親父の涙を見て思う

和の事…本当に心配してたんだね…

和と潤の卒業式と入学式…行きたかったとぼやいていた親父(笑)

潤のデビュー戦も見たかったって

智「潤の試合は、またあるからさ…その時見に来てやって(笑)そろそろ帰るけど…親父の事…報告するからね…」

父「…マジで？」

智「当たり前だろ…離れてたって…家族…なんだから…」

父「智～(。＞д＜)」

うざっ(苦笑)

智「じゃあ…」って病室を出ようとすると

父「智っ！…これ……雅紀に渡してくれ♪」

合格祈願の御守りを渡された

智「ん♪渡しとく♪」

父「…皆の事宜しくな♪」

智「任せて♪」