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雅side
和「潤君！かっ飛ばせ〜」
雅「潤〜！力まないでね〜」
居るはずのない俺達の声援に
振り向いた潤
ビックリした顔を一瞬したけど
直ぐに満面の笑みに変わる
潤「和！まー君…」
和「頑張れっ！」
コクンって１つ頷いて
バッターボックスに立つ
粘って粘って
フルカウント
カキーン！！
大きな当たりはホームラン
２点を先制
そこから試合が動き出す
試合を見ながら、皆で買ってきたパンを食べる
やっぱり和はメロンパン１個を食べただけ(笑)
智兄は、人並みに２個食べて
缶コーヒーをすすってる♪
残りはほぼ、おれと翔兄の腹の中におさまった
試合は、9回の表
これをおさえれば…潤達のチームの勝ち
応援にも力が入る
智「あと１人っ！」
翔「おさえろ〜！」
ピッチャーが振りかぶり
バッターのバットが空を切る
ズバッン！
潤のミットにボールがおさまり
次の瞬間
ワーッ！！
歓声が上がる
ゲームセット！
ピッチャーに抱きつく潤
その二人の周りにチームメートが集まる
良かったね潤
デビュー戦…初勝利♪おめでとう！
─────────────────────
潤side
試合が終わり
反省会を兼ねて昼食を部室で食べる
外では、保護者達による片付けがされてるみたい
ビックリしたんだ
和の声を聞いた時…まさかって
幻聴かと思った
でも、振り向いたらさ
来るはずのない…居るはずのない二人の姿
あ…和に、まんまとやられたな〜って直感
絶対、初めから来るつもりだったよね？
だから、まー君を付き添いに指名したんだ
和からの嬉しいサプライズ♪
俺達の為に体を張って…無理しちゃってさ
やる気スイッチ入っちゃったよ(笑)
おかげでデビュー戦で初勝利
皆の声援が俺に力をくれたんだ
反省会を終え校門に行くと
皆が待っててくれて
翔兄の運転で家に帰る
車の中では皆に祝福されて
何か照れちゃったよ
リビングのソファーでくつろぐ和に
潤「和…有り難う♪まー君…連れて来てくれて♪」って感謝を伝える
和「サプライズ…大成功♪」
ﾝﾌﾌ♪って笑う和
和「潤君、お風呂に入って来なよ♪疲れ取れるよ♪」
和に促されお風呂に入る
ゆっくり疲れを癒してお風呂から出れば
３人が、ソファーを囲んでる
雅「潤♪こっち来て♪」ってまー君に手招きされソファーに行けば
気持ちよさそうに寝息をたててる和
潤「疲れちゃったね♪」
雅・潤『和…今日は…俺達の為に…本当に有り難う」
眠る和を4人で見つめる
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
