向日葵～君の笑顔が見たいんだ7 (ページ17)

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翔side

翔「いつまでも、こんなところでメソメソしてないで…病院行くぞ！……俺は和が心配で…堪らないんだよ……」

雅「…ﾌﾌ……泣いてる弟に言うかね？(笑)」

翔「フハハ……大丈夫だな？」

雅「ん……俺も二人に謝らないと…」

雅紀と二人

入院するかもしれない和の荷物の支度をして

車に乗り込み病院に急ぐ

病院の受付で病室を教えてもらう

つい30分前に手術は終わり

一般病棟に運ばれたみたい

良かった…

一般病棟って事は命に別状はないみたい

ちょっと安心する

病室の扉を開ければ

智「翔……雅紀……」

翔「和は？」

智「大丈夫……頭を３針縫ったけど、脳に異常はないって…」

翔「……良かった………」

和の側に行き

眠る和の顔を優しく撫でる

翔「……和……あんまり無茶しないでよ……」

智「頭って出血しやすいみたいでさ…傷はたいした事無くても…かなり出血するんだって…」

翔「そう……たいした事なくて…良かった……潤は？怪我してない？」

潤「俺は、和が庇ってくれたから、腕と、足に擦り傷が少し……試合には、影響ないよ(^^)」

翔「……良かったね♪和のお陰だね…」

潤「うん…ありがとう和♪」

和の手を握り感謝を伝える潤

智「雅紀……」

智兄が、雅紀の側に行き肩をそっと抱く

雅「潤……ごめん…俺、模擬テストの結果が悪くて……焦ってて……試合なんて見に行ってる場合じゃない…勉強しなきゃって……でも、潤と約束したし……どうしようって思ったり…そしたらさ…潤に嘘つきって……言われて……イライラしちゃって……こんな事になるなんて……ごめん…ごめんね…」

潤「………俺の方こそごめん…まー君が、受験で悩んでた事、気が付かなかった……まー君は、約束、破るような人じゃないこと…知ってたのに…責めるような事…言って…ごめん…」

雅「俺が悪いの……潤は悪くないから…」

潤「違う…俺がもっと、まー君の気持ちわかってあげられてたら…」

雅「そんな事ない……俺が…」

ごめんなさいの譲り合い？(笑)

翔「……いつまで続くの～？(苦笑)」

智「アハハハ♪二人とも、ちゃんとお互いの気持ち伝えられたね♪」

雅「…ﾍﾍｯ…♪うん…」

潤「ﾌﾌ♪…」

智「じゃあ、あとは、和に『ありがとう』って伝えて…この件はおしまいね♪」

雅「…うん……和…入院？」

智「頭の傷の抜糸が３日後…あと、あちこちに打撲があるから…３、4日は入院だって」

雅「３、4日か…」

潤「試合見にこれるかな？…」