初めての友達 ページ2
和side
電車で一時間半をかけて
中学校に向かう
通勤ラッシュの少し前の電車
翔兄が心配する程混んでなくてホッとする
翔兄は、俺がチビだから
満員電車で押し潰されないかって…心配してくれてるんだと思うけど…
この感じなら大丈夫そう
座れはしないけど快適に通学できる混み具合
電車に揺られ窓の外の景色を見ながら
これから始まる中学生活に胸が踊る
どんな学生生活が待っているんだろう…
友達…ちゃんとできるかな？
部活は？
委員会は？
ワクワクが止まらない(*´∇｀*)
そんな事を考えてたら
あっという間に学校…
校庭の一角に貼り出された、クラス分け表を確認して
自分のクラスに向かう
閉ざされた扉を開ければ
ガラガラガラ……
先に来ていた
これからクラスメートになる人達が
一斉に俺を見る
沢山の目に見つめられて…緊張しながら中に入れば
「あ〜！！(*^O^*)昨日のっ！！」ってバカでかい声
聞き覚えのあるその声に
顔を上げれば
バタバタバタ〜
凄い勢いで俺に走り寄って来て
「やっぱり！昨日の可愛い子ちゃん(*≧∀≦*)同じクラスになれた〜《*≧∀≦》俺ね、村上信五っていうの♪宜しくね(*´ω｀*)」
気を使って、テンション高めで話しかけてくれたのかと思った…けど…
どうやら、俺の思い違いだったみたい
こりゃ……素だな(苦笑)
村「同じクラスになれたのも、何かの縁♪仲良くしてね(*´∇｀*)」
和「ﾌﾊﾊ(。^。^。)俺は、五十嵐和也…宜しくね(*´ω｀*)」
村「…笑うと更に可愛いな(#^.^#)あっ……自分の席に名前あるから席に座ったら？」
和「ありがとう♪」
あいうえお順みたい
窓側からあいうえお順
窓際の前から３番目…
前までは【二宮】だったから
かなり後ろの席だった
初っぱなからこんな前の席…初めて(笑)
村「…かなり席離れてるな…」
和「ﾌﾊﾊ♪でも、席替えするでしょ♪縁があったら近い席になれるかもね」
村「確かに♪俺ね、かなりの強運だから♪」
和「そうなの？(^.^)羨ましいな〜(^^)」
村「あとね、直感も凄いから♪…和とは親友になれると思う(о´∀`о)」
エヘヘって笑ってるけど
今さ…サラッと【和】って呼んだよね…
人懐っこさが凄く出てる
なんとなく…
雅兄に似てる…
だからかな…
俺も村上君とは仲良くなれそう
ガラガラガラ〜！
担任の先生が教室に入って来る
村「…あ…先生来た…和♪また後でね♪」
ニカッて笑い自分の席に付く村上君
笑い方も雅兄に似てる(笑)
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年3月3日 23時
