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涼介side
雅「今日はありがとう〜♪」
智「寒いから気を付けて帰ってね」
潤「またな」
玄関口でそれぞれ挨拶を交わし、お持ち帰り用に詰められた食べ物を渡される
涼「今日はお誘いありがとうございました。お土産まで頂いちゃってすみません」
智「お土産っていうか、余り物だけどね(笑)ケーキは明日中に食べてね」
涼「はい」
雅「またいつでも遊びに来てよ♪」
涼「ﾌﾌｯ♪ありがとうございます」
和「そろそろ行こうか」
和先生の呼び掛けに頷き駅に向けて歩きだす
雅「気を付けてね〜♪バイバ〜イ」
大きく手を振り見送ってくれる雅紀さんに手を振り返し
少し前を歩く和先生と翔さんの後を追う
『翔兄は和に惚れてるよ』
ふと五十嵐先生の声が脳裏を過る
翔さんと和先生って…一緒に暮らしてるんだよな
それって…つまり…
そういう事なのかな？
二人の後ろ姿を見ながらそんな事を考えていたら
和「涼介君」
不意に呼ばれて顔を上げれば目の前には駅
和「今日は来てくれてありがとう。五十嵐家の人達はどうだった？」
涼「最初はちょっと緊張してたけど、皆さん話しやすくて凄く楽しかったです♪」
和「そう♪良かった。今度はお花見行きたいね♪」
翔「その時は俺の職場の人達とも会ってもらいたいな」
涼「えっ？」
翔「職場の人達も話しやすいと思うから、君のリハビリになるなら話してみてもいいのかな？って思ってさ」
和「ﾌﾌｯ♪ちょっと見た目が怖そうな人もいるけど、話すと楽しい人達だから(笑)いろんなタイプの人と話す事は涼介君にとっても刺激になると思うよ」
涼「…」
和「勿論、俺も一緒に参加するからさ♪」
涼「…それなら…行ってみようかな…」
翔「家の兄弟達も来るし、大丈夫だよ(笑)」
和「楽しみがまた、１つ増えたね♪」
涼「はい」
和「じゃあ、気を付けて帰って♪また、リハビリ頑張ろうね」
涼「今日は、本当にありがとうございました♪」
気を付けて〜と二人に手を振られ見送られる
電車に揺られ考えるのは
五十嵐家と和先生の繋がり…
翔さんと和先生の関係…
和先生…翔さんの職場の人達の事も知ってるみたいだったし…
和先生の事が気になって仕方がない
今度リハビリに行った時に聞いてみよう
聞いても…いいよね…
だって…知りたいんだ
和先生の事
もっともっと知りたい…
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2020年6月14日 22時
